広島・栗林 千賀助言を胸にフル回転だ 「毎日しっかり意識を高く持ってトレーニングする」

[ 2021年8月13日 05:30 ]

広島・栗林
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 プロ野球は公式戦中断期間が終わり、13日にセ、パ両リーグの後半戦が始まる。広島の守護神・栗林良吏投手(25)は12日、侍ジャパンで同僚だった森下、菊池涼とともにチームの全体練習に合流。きょうの阪神戦(京セラドーム)で早速ブルペン待機する。抑えを務めた東京五輪では全5試合に登板し、多くの収穫を得る中で金メダルに寄与。5位からの逆襲を狙う後半戦でも、フル回転でチームの勝利への貢献を誓った。

 マツダスタジアムに隣接する屋内練習場。「監督さんやチームのみんなから“おめでとう”という言葉を頂いた」と栗林が振り返った通り、合流した4人の侍戦士は練習冒頭の円陣であいさつし、ナインから東京五輪の金メダルを祝福された。

 ルーキーながら決勝までの全5試合に救援登板し、胴上げ投手にもなったジャパンの守護神。2勝0敗3セーブ、防御率1・80という好成績を残しても、いたずらに余韻に浸ることなく既に気持ちを切り替えている。

 「五輪は五輪で集中しましたし、後半戦は後半戦でしっかり集中したい。(大会で)学んだことを生かしていきたいと思います」

 収穫は少なからずあった。その一つがソフトバンク・千賀との交流で得た、シーズン中のトレーニングについての助言だ。疲労をためないよう「どちらかと言うと、練習をこなす」従来のやり方を改め、千賀流の鍛錬を取り入れると決めた。

 「千賀さんは、シーズンに関係なくしっかり追い込む。“長い野球人生を考えたら、毎日しっかり意識を高く持ってトレーニングする方がいいんじゃないか”と言われ、そうしようと思いました」

 他競技の選手とは接点が無い中、ソフトボール日本代表の後藤希友(みゆ)投手とは唯一、連絡を取り合ったという。「今後もお互い頑張ろうと。あとは金メダルを(名古屋市長に)かじられた話(笑い)」。トヨタ自動車では同期入社。互いに健闘を誓い合った。

 「疲労はあるんでしょうけど、本人も“明日から行けます”と言っている。(ブルペンで)スタンバイしてもらいます」。心身の蓄積疲労を考慮し、起用について慎重な姿勢を崩さなかった佐々岡監督は、栗林の動きを確認した上で明言した。

 「一戦一戦、100%の力で勝利に貢献するのが一番大事。自分たちはまだ借金生活なので、しっかり返済して上位に食い込んで行けたら。一つのピースとして全力で戦っていきたいと思います」

 5位からの逆転浮上を狙う後半戦。栗林はメダリストとしての誇りと自覚を胸に刻み、チームのためにフル回転を誓っている。(江尾 卓也)

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