阪神・佐藤輝「いいイメージできょうはいけました」　浮上の兆し3安打に矢野監督も「内容もいい」

セ・リーグ   阪神5ー0広島 （ 2021年7月3日    マツダ ）

＜広・神（9）＞8回　2死一塁　右前打を放つ佐藤輝（投手・バード）（撮影・成瀬　徹）　　　　　　　　　　　　　
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　2試合ぶりに「5番右翼」に名を連ねた阪神・佐藤輝が、6月12日楽天戦以来、15試合ぶりの1試合3安打を記録。打撃フォームの修正が実り、浮上の兆しをみせた。

　「しっかり自分のバッティングを振り返って、見つめ直して。きょうはそれがうまくいきました」

　2回1死で大道から右翼戦への二塁打を放って11打席ぶりの安打をマークすると、7、8回にも安打し、今季5度目の3安打猛打賞とした。直近8試合は26打数2安打と苦しみ、前日は積極的休養の意味合いで今季2度目のベンチスタート。矢野監督は「スタメンを外すことでバッティング練習で試すことができて、最後、本人的にもこういうのでいく、という話をしていた。バッティング練習もこの2日間、内容もいいし。昨日そういうきっかけみたいなものがあった感じはあった」とこの日の試合後に明かした。

　「構えを変えて、いいイメージできょうはいけました。しっかりここから打てるようにやっていきます」と佐藤輝。苦しい時期を乗り越えるきっかけとなる、広島3連戦となりそうだ。