ロッテ佐々木朗の好投実った レアードが8回決勝弾 自己最長6回を1失点に「次の登板でも頑張ります」

[ 2021年6月10日 20:48 ]

交流戦   ロッテ2ー1ヤクルト ( 2021年6月10日    ZOZOマリン )

<ロ・ヤ>5回2死一、二塁から山田を内野ゴロに取りグラブを叩く佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 ロッテの高卒2年目・佐々木朗希投手(19)が10日のヤクルト戦(ZOZOマリン)にプロ3度目の先発で6回1失点の好投も2勝目とはならなかった。試合は2―1で逆転勝利した。

 プロ初登板だった5月16日の西武戦以来の本拠地マウンド。前回は5回4失点だったが、この日は安定した投球を見せた。初回、1死後の2番・青木をプロ自己最速の155キロで見逃し三振。続く山田にも155キロを2球続けて遊ゴロに抑えて上々の立ち上がり。だが、2回の先頭・村上にプロ初被弾となる先制ソロを浴びた。その後、2死一、二塁のピンチを招くも最少失点で切り抜けた。

 そして3回を3者凡退、4、5回は走者を背負いながらも無失点。すると、5回に打線が安打と失策絡みで1点を奪い同点となった。そして、佐々木朗はこれまでの2試合で5回までのマウンドだったが、プロ最長となる6回のマウンドに上がった。

 未知の領域となった6回も落ち着いていた。先頭の村上に四球を出したものの、後続を変化球主体で無失点に切り抜けた。佐々木朗は6回1失点の好投だったが、味方打線もヤクルト先発のサイスニード、2番手・大西を打ち崩すことができず、同点のままマウンドを降りた。

 佐々木朗は6回93球を投げ、4安打5奪三振2四球1失点も8年唐川以来の球団10代投手の無傷2連勝はお預けとなった。93球中53球が直球で、そのうち42球が150キロ超え。佐々木朗は「試合を作ることが出来て良かったです。次の登板でも頑張ります」と振り返った。

 その後、佐々木千、唐川、益田の継投でヤクルト打線を封じた。打線は8回にレアードがヤクルト4番手・清水から勝ち越し15号ソロを放ち試合を決めた。

 ヤクルトは先発のサイスニードが4回まで4四球を与えながらも無安打投球。5回に初安打から、自身の悪送球などで同点に追いつかれるものの5回1失点の粘投を見せた。しかし4番手の清水がレアードに勝ち越し弾を浴びてしまった。打線は主砲の村上が2回に18号先制ソロを放った以降は走者を出しながらも得点できなかった。

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