巨人・小林の今季初スタメンマスクに原監督「誠司も戦力の中に入れたい。つかんでくれないと」

[ 2021年6月6日 22:38 ]

交流戦   巨人2―4日本ハム ( 2021年6月6日    東京D )

<巨・日>5回を投げ終え、ベンチで捕手・小林と話す菅野 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の小林誠司捕手(31)が日本ハム戦(東京D)で今季初めてスタメンマスクをかぶり、右肘違和感で戦列を離れていたエースの菅野智之投手(31)と昨季開幕戦の2020年6月19日、阪神戦(東京D)以来352日ぶりにバッテリーを組んだ。

 7日に32歳の誕生日を迎える小林は今季ここまで全て途中出場で9試合に出場。3月28日のDeNA戦(東京D)で1打席に立って犠打を決めているが、打数、安打がないまま4月7日に登録抹消された。6月2日に再登録され、今季初先発となったこの日は盟友・菅野の1カ月ぶりとなる復帰戦。1年ぶりの“スガコバ”コンビ復活に東京ドームのG党は沸いたが、菅野は初回に先制を許して2回には王柏融(ワン・ボーロン)に左中間への5号ソロを被弾と5回3安打無四球2失点で今季3敗目(2勝)を喫した。

 1―2で迎えた5回裏、菅野に先頭打者として打順が回ると代打・大城が出て菅野は降板。大城はそのまま6回から捕手に入り、小林も菅野降板と同時に交代となった。初回の守りでは50メートル走5秒6の俊足を誇る五十幡の二盗を強肩で一度は阻止。日本ハム・栗山監督のリクエストによる審判団のリプレー検証で判定が覆って盗塁刺は幻となったものの強肩健在を印象づけた。その一方で課題の打撃は日本ハムのドラフト1位右腕・伊藤に対し、3回の第1打席は初球の外角高め146キロ直球を中飛、4回の第2打席はカウント2―2からの5球目、内角149キロ直球に空振り三振と結果が出ず。今季初安打はお預けとなった。

 試合後、巨人の原辰徳監督(62)は「誠司も戦力の中に入れたい。我々含め、コーチ陣も含め、みんな思っていること。それをつかんでくれないと、彼はね」と小林についてコメント。打線が4安打に終わって連敗を喫したことについては「4安打で2点だからね。もうちょっと仕掛けが早くないと」と話した。

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