日本ハム・加藤 6年目で通算30勝に!「あんまり深く考えずに、全力で」

[ 2021年5月13日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム2―1オリックス ( 2021年5月12日    東京D )

<日・オ>好投した日本ハム先発・加藤(撮影・尾崎 有希)
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 節目の勝利で連敗を止めた。日本ハムの加藤貴之投手(28)が12日、オリックス戦に先発。切れのある直球とスライダーを軸に、7回4安打無失点の好投でチームの連敗を2で止めた。今季無傷の3連勝とし、プロ6年目で通算30勝に到達。新型コロナウイルスの集団感染という苦境の中、先発ローテーションの一角として役割を果たした。

 本音か、ポーズか分からない。この日から有観客となった東京ドームのスタンドを笑わせたヒーローインタビュー。とぼけたような受け答えに、加藤らしさがあふれ出た。

 「あんまり深く考えずに、全力で投げました」。これは本心なのかもしれない。チームはコロナ禍という苦境の真っただ中。「チーム一丸で戦う中で、自分も役目を果たそうと思った」。28歳の左腕は何も変わらず、ひょうひょうと、リズムよく85球を投げた。

 初回1死から、安達に中前打されても慌てない。続く吉田正を三飛、杉本は3球で空振り三振に仕留めた。ともに決め球は直球。切れがあるから、詰まらせ、空振りさせることができた。2回には右翼手・大田の超美技にも助けられ、7回1死一、二塁のピンチも踏ん張った。4安打5奪三振で無四球。無失点のまま、リリーフ陣にバトンを渡した。

 新型コロナウイルスの集団感染によって4試合が中止となり、その間は活動停止。全体練習はできず、限られた時間に個々でコンディションの維持に努めた。対人練習に当たるキャッチボールもできないため、ネットスローだけ。「肩に刺激を入れる程度。それしかできなかった」。そんな中でも、中14日の登板でオリックス・山本に投げ勝って、チームの連敗も止めた。

 「(山本は)球が速いし、いいなあと思って見ていた」。まるで人ごとだけど、それも自分の投球に集中していたからだ。苦境のチームで、こんな男こそ頼りになる。(秋村 誠人)

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