虎の誇る和製大砲2門が苦しんでいる ノーアーチの大山、2三振で打率・133まで急降下した佐藤輝

[ 2021年4月4日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1ー0中日 ( 2021年4月3日    京セラD )

<神・中>4回2死一塁、左飛に倒れて肩を落とす阪神・大山(撮影・北條 貴史)
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 阪神は今季初めて本塁打が出ず勝利を収めたが、結果的に今季最少の3安打で2日の中日戦の3回から15イニング連続無得点を記録した。

 中日・柳の力強い直球とカーブやシンカーなどの変化球に翻弄(ほんろう)され、8回まで二塁を踏めず。矢野監督は「ボールを振っている。そんな俺らがベンチから見てるほど、簡単なことじゃないっていうのは分かってるけど」とした上で「いい投手対策というところであれば、あの1球をどうバッター陣が(見逃すか)。1人が1球見逃せたら、チームとして大きな力になる。そこのレベルアップは、いいピッチャーには、より必要になってくる」と個々のさらなるレベルアップに言及した。

 特に4番・大山は1、2打席ともにあと一伸び足らず外野フライに倒れるなど無安打。開幕から8試合、いまだにアーチがなく3月27日を最後に打点もない。

 ドラフト1位・佐藤輝は3打数無安打2三振で開幕から8戦続けて三振を記録し、打率は・133まで降下した。50年の2リーグ制以降の新人では史上初となる、開幕から3カード連続の本塁打は4日がラストチャンスとなる。

 打線が下降気味なだけに、本塁打は大きな魅力。そろそろ和製大砲2人の豪快なアーチで快勝といきたい。(阪井 日向)

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