巨人の広岡 移籍後初安打が決勝打「絶対打ったろう」代打で古巣ヤクルトに強烈な恩返し

[ 2021年4月4日 19:44 ]

セ・リーグ   巨人2―1ヤクルト ( 2021年4月4日    東京ドーム )

<巨・ヤ(3)>7回2死三塁、代打・広岡は勝ち越し三塁打を放ちガッツポーズ。左は後藤コーチ  (撮影・森沢裕)
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 3月にヤクルトからトレードで加入した巨人・広岡大志内野手(23)が古巣相手に決勝の適時三塁打。「(手応えは)正直あまり良くなかったが、なんとかヒットになってくれと思って走っていた。本当に良かった」と移籍後初安打はチームに勝利をもたらす値千金の一打となった。

 7回、同点に追いつき、なおも2死三塁の場面で代打で登場。4番手・梅野の146キロ直球を振り抜くと打球は左中間フェンスを直撃する三塁打に。塁上では満面の笑みでガッツポーズを見せた。「お世話になったチーム相手にこういう場面で打席に立っている。特別な思いもあったが、打席では考えていなかった」と古巣に強烈な恩返しをした。

 前日の悔しさも晴らした。「8番・二塁」で先発出場もトレード相手の田口の前に3打数無安打。「悔しい思いをしていたので、今日は絶対打ったろうと思って(打席に)入った」と強い気持ちで結果を残した。温かい拍手に迎えられお立ち台に登場し「足が震えています」と笑った広岡。「期待に応えられるように、精いっぱい努力してやっていきたい」とさらなる飛躍を誓った。

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