日本ハム・輝星 27日のDeNA戦で新兵器ナックルカーブ「解禁」

[ 2021年2月27日 05:30 ]

笑顔でダッシュする吉田

 日本ハムの吉田輝星投手(20)が、対外試合で新兵器ナックルカーブを「解禁」する。27日の練習試合・DeNA戦(名護)に先発する3年目右腕は「(投球)イニングが増えてくるので投げるチャンスも増えると思う」と明かした。

 憧れの田中将との投げ合いとなった前回20日の楽天戦は3回4安打1失点。今回は4回を予定しており、「追い込んでからの仕留め方。100%で投げたとき、いい力みができるか」とテーマを掲げた。

 吉田といえば150キロ超の直球とフォークボールが生命線。昨季1軍で登板した5試合全407球のうち55・1%を直球が占めた。2ストライクと追い込んでからは37・9%がフォーク。そこにスライダーを絡めるのが投球スタイルだった。

 今キャンプでは3年目の飛躍に向け、曲がりの大きなナックルカーブの習得を目指してきた。「ブルペンではストライクが投げられている」と手応えを口にした。カウントを有利に持ち込む球として、また、追い込んだ後にフォークを意識している打者の目先を変える球として、ナックルカーブは吉田を進化させる新球。「明日(27日)は結果も大事」と引き締めた吉田は、開幕ローテーション入りを見据える。(君島 圭介)

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2021年2月27日のニュース