開幕まであと1カ月 開幕投手は誰の手に?セではヤクルトのみ内定

[ 2021年2月27日 05:40 ]

開幕投手有力候補の中日の大野雄(左)と巨人の菅野(右)
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 巨人は昨季最多勝、最高勝率の2冠に輝いたエース菅野が大本命。4年連続の大役を任せられれば上原浩治と並ぶ球団最多タイの7度目となる。この日はキャッチボールやランニングなどで調整。今季初の実戦となる、27日の広島との練習試合(那覇)に先発する。

 阪神は最有力候補だった西勇が23日、ぜんそくの検査のため帰阪し本隊を離脱。いまだ実戦登板を果たしておらず、急ピッチの調整が必至となる。万一の場合は代役を立てることになるが、その候補には状態の上がっている藤浪を筆頭に青柳、安定感際立つ秋山が挙がる。

 中日の最有力候補は昨季沢村賞の大野雄。ただ、開幕2カード目が巨人戦のため、エース左腕をセ王者にぶつける可能性も。その場合、福谷や柳が大役を務めることになりそうだ。与田監督は実戦登板を見てから判断する方針で大野雄、福谷の登板を待って決断を下す。

 DeNAの候補は大貫と平良。三浦監督は3月5日からのオリックスとのオープン戦3連戦(横浜)で判断する予定。25日の練習試合・楽天戦でともに登板し、大貫が3回2失点、平良が2回6失点だった。指揮官は任せる条件を「1年間ローテを守る投手」としている。

 広島は大瀬良、九里、森下の三つ巴の構図。佐々岡監督は「競争」を掲げ、3人のアピールを求めている。過去2年連続で務めた大瀬良は昨年9月に右肘手術を受け2軍スタートも、既に1軍に合流して万全。昨季の新人王・森下も名乗りを上げ、2年目での大役を狙う。

 ヤクルトは右腕の小川が2年ぶり5度目の開幕投手に内定している。1月に高津監督が「開幕投手の第一候補であることは間違いない」と明かしている。26日、今季2度目の実戦となった楽天との練習試合に先発。この日の最速は147キロ。2回を1安打無失点と、順調な仕上がりを見せた。

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2021年2月27日のニュース