唯一の高卒新人が「4冠」、阪神ドラ7高寺が3000メートル走などフィジカル4部門で新人トップ

[ 2021年1月27日 05:30 ]

身体の力の高さをアピールした阪神・高寺(後方は村上)
Photo By 代表撮影

 阪神は26日、新人合同自主トレで恒例の3000メートル走を実施し、ドラフト7位・高寺望夢内野手(18=上田西)がトップで走りきった。昨年12月の体力測定に続き、身体能力の高さをアピールした形だ。

 新人唯一の高校生が、またも潜在能力の高さを見せつけた。練習後、オンライン取材に応じた高寺は、言葉の端々に負けん気の強さをのぞかせた。

 「先頭に頑張ってついていこうという気持ちはあった。最後の1周になって体力が残っていた。ここまで来たら1位を取りたいと思ったので、最後の力を振り絞りました」

 鳴尾浜球場の内周(=1周350メートル)を8周半する3000メートル走。前半は抑え気味で、中盤から後半にかけてペースを上げ、先頭を走る村上にぴったりと付いて走った。ラスト1周に差し掛かったところで、残った体力を使い切る根性のラストスパートをかけ、1位を奪った。

 「あまり自信はないんですけど、気持ちで少しは何とかなるかなと…」。好結果とは裏腹に「長距離走はあまり得意ではない」という。高校時代に特に走り込みを強化していたわけでもない。持ち前の気持ちの強さで先輩との競走を制した。

 昨年12月の体力測定では、「10メートル走1秒61」、「30メートル走3秒93」、「垂直跳び73センチ」で、いずれも新人9選手のうちでトップの記録を計測。今回の長距離走を合わせた“4冠”で、しっかり存在感を示した。

 「1位を取れているんですけど、自分的にはもっと上を目指しているので、もっと上いけるように頑張っていきたい。ケガをしないことは、いい選手の条件だと思う。まだ体力面でも技術面でも、全て足りないと思っているので、しっかり体力つけて練習できるように頑張っていきます」

 1年目の目標には改めて「ケガをしない体づくり」を掲げた。高知・安芸の2軍で迎える初めてのキャンプへ弾みをつけた。(須田 麻祐子)

 <近年の阪神長距離走アラカルト>

 ▽13年 3500メートル走でドラフト1位の藤浪が13分56秒。10秒差で2着の同2位・北條は「藤浪は大股なのでセコイ」とボヤキ。

 ▽16年 3000メートル走でドラフト2位の坂本が11分21秒でトップ。「青柳と板山の前評判が高かったそうなので、その2人には負けないようにしようと思っていました」。

 ▽17年 ドラフト8位の藤谷が、11分14秒。4年前に藤浪も1着だったと聞き「藤浪さんと一つでも同じことがあるのはうれしい」。

 ▽19年 ドラフト2位の小幡が、3000メートル走となった14年以降では最速の10分51秒。前年12月の30メートル走3秒98に次ぐ“2冠”。

 ▽20年 ドラフト4位の遠藤が11分16秒で1着。「及川が体力測定とか全部1位だったので、どれか一つ1位を取ってやろうと思って走った」。

 ▼阪神権田トレーナー(高寺は)高卒の選手ですけど、すごくスピードもあって、きゃしゃな割には力もあるというのが、ウエートを指導している中で分かってきている。体づくりをしっかりして、やっていきたいと思います。最年少になりますけど、本当に楽しみですね。

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