聞かぬは一生の恥! 阪神ドラ4・栄枝 ライバルから情報収集「聞くことは本当に大事なこと」

[ 2021年1月10日 05:30 ]

<阪神 新人合同練習> 笑顔で石井(右)とダッシュする栄枝裕貴捕手(代表撮影)                                
Photo By 代表撮影

 阪神ドラフト4位の栄枝(立命大)は“聞く耳”を持って正捕手争いに割って入る覚悟を示した。

 「(他の選手からも)これからどんどん教わることとか、自分から聞いて吸収したいなと思います」

 緊張の合同自主トレ初日を終え、新人捕手のアンテナは敏感に反応していた。鳴尾浜球場では自主トレ中の選手にあいさつ。ライバルである一方、経験値で言えば、はるか上の先輩に積極的に助言ももらい、進化する構えでいる。

 大学時代は金属から木製バットへの切り替えに苦戦。そんな時、OBや社会人の先輩と意見交換し活路を見いだした。「1、2年の時は自分なりにやっていたけど、教わっていく中で、こういうバットの使い方をしたらいいんだと。(聞くことは)本当に大事なことじゃないかなと」

 ターゲットも定めた。1軍キャンプスタートも決定的となり梅野、坂本と実績ある捕手陣と汗を流す日々を送ることになる。「全てにおいて学ぶところというか、打撃、守備だけでなくリードだったり、経験だったり。何も追いついてない状況なので、そこをどうやって詰めるかが大事」。

 当然ながら、最終的に目指すのは正捕手の座。「そこに食らいつくじゃないですけど、全然栄枝も負けていないと思わせるようにやっていきたい」。“大番狂わせ”も狙い、勝負のステージに上がる。(遠藤 礼)

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2021年1月10日のニュース