日本ハム・中田、大杉超え球団単独最多3度目の打点王 本塁打と2冠あと一歩

[ 2020年12月23日 05:30 ]

データで振り返る コロナ禍の2020シーズン

日本ハム・中田(撮影・高橋茂夫)
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 108打点の日本ハム・中田が14、16年に続く3度目の打点王に輝いた。打点王3度以上は王貞治(巨)の13度を筆頭に19人目。パでは中西太(西鉄)、落合博満(ロ)らと並ぶ5位タイで、球団では東映時代の大杉勝男の2度(70、72年)を抜く最多記録となった。108打点は16年の110打点に次ぐ好成績。143試合制なら128打点ペースで、新型コロナウイルスによるシーズン短縮がなければ自己最多を更新していたかもしれない。

 本塁打もトップの浅村(楽)と1本差の31本。球団では06年小笠原道大以来の打点&本塁打の2冠にあと一歩だった。31本塁打は、26歳だった15年の30本を上回るキャリアハイ。31歳シーズン以上で30本塁打以上は球団の日本人選手では張本勲(72年31本=32歳)、小笠原(05年32歳=37本、06年33歳=32本)に続く3人目。右打者では中田が初めてとなった。

 札幌ドームでも多くのアーチをかけた。シーズン15本塁打は04年セギノールの19本に次ぎ、05年小笠原、14年陽岱鋼(ヨウダイカン)、15年の中田、17年レアードの13本を上回る歴代2位。通算も96本となり札幌ドーム初の100号は目前だ。通算打点は937打点。32歳シーズンの来季中に1000打点に到達すれば王貞治(巨)の最年少記録29歳4カ月には及ばないものの、掛布雅之(神)の33歳0カ月を抜く歴代7位のスピードになる。来季は2つの区切りを達成し5年ぶりの優勝に導きたい。(記録課・八田 朝尊)

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