広島 190センチの大型左腕・バード獲得 MAX154キロ、中継ぎでの起用プラン

[ 2020年11月26日 14:24 ]

カイル・バード(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 広島は26日、前レンジャーズ傘下3Aのカイル・バード投手(27)と来季の契約を結んだことを発表した。契約金は10万ドル(約1050万円)で、年俸は40万ドル(約4200万円)。

 190センチと長身左腕のバードは、メジャーでは通算12試合で0勝0敗1セーブ、防御率7.82ながら、マイナーでは214試合に登板し20勝8敗23セーブ、防御率2.66と安定した成績を残している。球団首脳によると「中継ぎのバリエーションを増やしたい」と起用法を想定しており、守護神候補のフランスアにつなぐ勝利の方程式入りを考えているようだ。サイドスローに近いスリークォーター投法で、球種も直球の他に、スライダー、ツーシーム、カーブ、チェンジアップと豊富で楽しみな新戦力となる。

 バードは早速、球団を通じて「私の目標はチームのために自分ができることを全て出し切り、広島の街とファンの皆様に優勝を届けることです」と力強く宣言。続けてファンに向けて「私たち家族は、広島で日本の素晴らしい文化を体験できることを待ち遠しく思っています。また、ファンの皆様にお会いできることも楽しみにしています」と呼びかけた。

 広島は今オフすでに、前ダイヤモンドバックスのケビン・クロン内野手(27)、前パイレーツのドビーダス・ネヴァラウスカス投手(27)と、それぞれ合意に達したと発表しており、これで3人目の新助っ人誕生となった。

 同時に、今季から加入したテイラー・スコット投手(28)と来季の契約を結んだことも発表。また、6年間在籍したクリス・ジョンソン投手(36)、今季新加入のホセ・ピレラ外野手(31)とは来季の契約を結ばないことも発表した。

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2020年11月26日のニュース