メジャー史上初の女性GM誕生 マーリンズGMにキム・アング氏就任

[ 2020年11月15日 05:30 ]

キム・アング氏(AP)
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 マーリンズは13日(日本時間14日)、キム・アング氏(51)のゼネラルマネジャー(GM)就任を発表した。メジャー史上初の女性GMで他の北米男子プロスポーツを含め史上初。中国系米国人でアジア系GMもメジャー史上2人目となる。

 「野球界に入った当時、女性がメジャー球団の編成を任されるようになるとは思えなかった。今の目標は優勝をもたらすこと」。アング氏は、学生時代はソフトボールをプレー、90年に実習生としてホワイトソックス入り。ヤンキースとドジャースでGM補佐を務め、11年から大リーグ機構(MLB)野球部門上級副社長を務めていた。十数年前から「GMに最も近い女性」とされ、時間がかかり過ぎたと報じるメディアもあった。

 マ軍最高経営責任者(CEO)のデレク・ジーター氏は「豊富な知識をもたらしてくれることを楽しみにしている」と期待。また、ミシェル・オバマ前大統領夫人は「カブスを愛して育ったけれど、あなたを応援する」とツイート。球界外からも歓迎の声が上がった。

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