ロッテ・井口監督続投 今季が3年契約最終年 来季から2年提示検討 長期政権へ

[ 2020年10月13日 05:00 ]

ロッテの井口監督
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 ロッテが今季で3年契約が切れる井口資仁監督(45)に来季の続投を要請することが12日、分かった。球団はソフトバンクと優勝争いを繰り広げている手腕を高く評価。複数の関係者によると、来季から2年程度の複数年契約を提示することを検討している。

 就任1年目の18年は5位。2年目の昨季は4位に終わったが、今季はここまで首位・ソフトバンクに2ゲーム差の2位につけている。コロナ禍で3カ月遅れた開幕直後から福田秀、荻野、レアードら故障者が続出。それでも離脱者が出るたびに若手を抜てきし、ピンチを切り抜けてきた。

 その象徴が、安田の4番起用だ。指揮官は昨季、2軍で本塁打、打点の2冠に輝いた21歳のスラッガーを「上(1軍)のレベルに合わせていかなくちゃいけない選手。我慢も時には必要」と7月から打線の中心に据え、育成と勝利を両立させた。さらに育成から7月に支配下登録した和田を足のスペシャリストとして起用。巨人からトレードで加入した沢村もセットアッパーに定着させ、貯金11の原動力にしている。

 今月に入ると荻野、角中、藤岡ら主力選手が新型コロナウイルスに感染。濃厚接触者も含めて計13選手が離脱する緊急事態となった中で、05年以来のリーグ優勝を目指す。

 ◆井口 資仁(いぐち・ただひと)1974年(昭49)12月4日生まれ、東京都出身の45歳。青学大では東都大学リーグ記録の通算24本塁打。96年に逆指名でダイエー(現ソフトバンク)入団。04年オフにホワイトソックスに移籍し、フィリーズを経て09年にロッテで国内復帰。13年に日米通算2000安打を達成。17年限りで現役を引退し翌18年から監督に就任。日本での通算成績は1915試合で打率・270、251本塁打、1017打点。

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2020年10月13日のニュース