菅野、開幕13連勝で止まる「今まで順調にいきすぎたところもある」原監督は「永遠に続くものでも…」

[ 2020年10月13日 21:47 ]

セ・リーグ   巨人3―4広島 ( 2020年10月13日    東京D )

<巨・広>広島に敗れてベンチを後にする菅野 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の菅野智之投手(31)が広島戦(東京D)で4回までに4点を失い、6回7安打4失点で降板。セ・リーグ新記録となる開幕14連勝を逃し、2回4失点で降板した2019年9月4日の中日戦(前橋)以来405日ぶりとなる黒星を喫した。

 「今まで順調にいきすぎたところもある。なんとか粘ろうとしましたがうまくいかないこともあると思います。これを肥やしにして、次の登板に向けてしっかり調整します」と菅野。原辰徳監督(62)は「ずっと緊張感の中で投げて、チームを非常にいい状態にしてくれた。きょうはこういう形になりましたけど、また次の時から切り替えていってもらうということでしょうね。記録というのは永遠に続くものでもない。ここまで来れたという部分に関してはね、本人も色々な見えないものに非常に感謝をしていると思いますよ。次に繋げればいいと思います」と労った。

 菅野は11日に誕生日を迎え、31歳での初登板。だが、ドラフト2位ルーキー宇草にいきなり右前打を許した初回は田中広を三振、続く鈴木誠を二ゴロ併殺打に仕留めて無失点に抑えたものの、2回には先頭・松山を右翼線二塁打で塁に出し、対戦打率通算4割超えと相性の悪い西川にも右前打されて無死一、三塁とされると、坂倉の二ゴロ併殺打の間にまずは1点先制を許した。そして0―1で迎えた4回にはまたしても先頭・田中広に右前打で出塁を許し、鈴木誠を四球で歩かせ無死一、二塁とピンチを広げ、松山に中前適時打されて2失点目。1死後、坂倉の併殺打性の一ゴロが遊撃手・坂本の一塁悪送球を誘って3点目を失うと、続く菊池涼には右翼線に適時三塁打されて4失点となった。

 菅野の投球内容は6回で打者26人に対して119球を投げ、7安打4失点。5三振を奪い、与えた四球は2つだった。

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2020年10月13日のニュース