“赤髪変身”阪神・ガルシア 甲子園通算13度目の先発で初勝利 陽川には感謝の“プレゼント”

[ 2020年8月27日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神11-3中日 ( 2020年8月26日    甲子園 )

<神・中(11)>バナナのおもちゃを手に陽川(55)を出迎えるガルシア(中央)(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 イカつい赤髪をこしらえた阪神のガルシアが、甲子園通算13度目の先発で初勝利を手に入れた。6回を3安打2失点。古巣を相手にした先発では5度目で、これまた初白星となった。

 「全てのボールが良かったよ。球も走ってたし、コントロールも良かった。5、6回はちょっとバタついてしまったけど、全体的に良かったです」

 25日の練習後に「家でやったのさ」と、ヘアカラーを赤にチェンジした。気合満点での登板。140キロ台後半の力強いボールを軸に4回まで無安打に封じた。5、6回に1点ずつを失ったが、6回90球。代打交代した6回に陽川の逆転3ランが飛び出したのは、テンポの良い投球と無関係ではないだろう。

 「感謝の気持ちがああいうカタチになったんだ。彼の活躍なくして勝てなかったので、うれしいよ」

 勝利後のハイタッチで帰ってきた陽川にバナナを“サプライズプレゼント”。そのまま上がったお立ち台では、バナナを陽川のマイク代わりに仕立てるボケで笑いを誘った。

 「本当にうれしい。ここにいる皆さん、テレビの前の皆さんと勝利を分かち合えてうれしい。自分の仕事ができて良かった」

 昨季は救援で3勝、先発で3勝を挙げたが、求められるのは先発として13勝した18年の中日時代のような活躍だ。当時の片りんを見せはじめたが、2勝目ではまだまだ飽き足らない。赤髪を「勝てたのでこのまま」と験担ぎにし、ここから白星を積み重ねる。 (巻木 周平)

続きを表示

この記事のフォト

2020年8月27日のニュース