独自大会辞退の東邦と県岐阜商が引退試合 県岐阜商・佐々木泰主将が勝利けん引

[ 2020年8月27日 21:29 ]

硬式野球部3年生引退試合   県岐阜商11―2東邦 ( 2020年8月27日    パロマ瑞穂 )

<東邦・県岐阜商>整列を終え引き揚げる両軍ナイン
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 東邦(愛知)と県岐阜商(岐阜)の硬式野球部3年生の引退試合が27日に行われ、甲子園交流試合にも出場した県岐阜商が11―2で東邦を下した。

 一見、両校で春夏合わせて9度の甲子園優勝を誇るドリームマッチに映るが、事情はまったく異なる。今夏はともに野球部員ではない在校生が新型コロナウイルスに感染した影響で、県の独自大会出場を辞退した。東邦は4回戦で不戦敗となるまで3試合を戦ったが、クラスターが発生した県岐阜商は初戦から不出場。鍛治舍巧監督(69)の引退試合開催の提案を東邦の森田泰弘総監督(61)が快諾し、実現に至った。

 試合は県岐阜商が甲子園交流試合で本塁打を放った主将で「3番・三塁」の佐々木泰の3安打2打点の活躍で快勝。「自分たちのしてきた野球を最後に全部出せた」と充実感をにじませた。

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2020年8月27日のニュース