中日 カード全敗で28日にも自力V消滅 与田監督「反省材料が多い」も「取り返せる」と前向き

[ 2020年8月27日 21:57 ]

セ・リーグ   中日3―6阪神 ( 2020年8月27日    甲子園 )

<神・中>8回2死満塁、逆転の好機に左飛に倒れ、頭を抱えるように汗をぬぐうビシエド(撮影・北條 貴史)
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 中日は今季4度目のカード全敗で3連敗を喫した。

 先発・柳が2―0の4回1死二、三塁からサンズに逆転3ランを被弾。2ボールからカウントを取りに行った直球を狙われ、与田監督は「昨日もそうだけど、打たれるボールはやっぱり甘く入っている」と指摘した。

 打線も初回にビシエドの適時二塁打などで2点を先制も、苦手にしている相手先発・青柳の術中にはまり2回以降はわずか1安打と攻めあぐねた。それでも指揮官は「甘いところを打ちにいったら、それが低くなってゴロになるとか難しい投手。左の遠藤を出してみたり、いろんなデータもなんとか活用して、プラス面もあった」とうなずいた。

 ただ、8回は3―6の2死満塁からビシエドが左飛。一発出れば逆転の場面で打球は無情にもフェンス手前で失速した。今カード6アーチが飛び出した阪神打線に対し、自軍は0本。与田監督は「この3連戦、タイガース打線がなかなか打ち損じないバッティングをされてしまった」と振り返った。

 5カード連続勝ち越しと絶好調で乗り込んだ甲子園で今季6戦全敗。一時、借金を1まで減らし、2位まで1ゲーム差と迫っていたはずが、折り返しとなる60試合を終え、リーグ最速の30敗。28日にも自力優勝の可能性が消滅する危機を迎えた。与田監督は「間違いなくこの連敗は反省材料が多いけども、とにかく今年、選手のコンディションをなんとか悪くさせないように、そういった意味では体の状態は決して悪くない。取り返せるんじゃないかなという風に思っている」と前を向いた。

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2020年8月27日のニュース