東尾修氏 西武・光成は状況判断に応じた技術をつけることが課題

[ 2020年7月1日 05:45 ]

パ・リーグ   西武3-2オリックス ( 2020年6月30日    メットライフD )

<西・オ>7回無死二塁、ロドリゲス(右)に左越え2ランを打たれた高橋光(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 【東尾修 視点】西武・高橋光は試合をつくったが、期待を込めて言えばこれではエースとは呼べない。6回までは良かったが、7回は実にもったいない打たれ方だった。先頭T―岡田の二塁打はしようがない。だが、続くロドリゲス、若月への攻め方が問題だ。

 ロドリゲスには初球真ん中直球。2球目も浮いたスライダーで、2ランされた。若月も初球真ん中スライダーで中前へ痛打された。甘い球が3球続いた。

 ボール球はいくらでも使える場面。点差もそうない。状況判断に応じた技術がついてきていない。貯金をつくれる投手になるための壁。一呼吸置いて間を取るなり、やり方は人それぞれ。捕手の森が助けてやってもいい。ここ数年、この壁を乗り越えられていない。

 今日投げる今井も同じことが言える。この2枚看板が将来の西武を背負う。2人には競い合い、ライバル同士で引っ張ってほしい。

続きを表示

この記事のフォト

2020年7月1日のニュース