中畑清氏 コロナ“長期戦”へNPB流「観戦ガイド」を

[ 2020年5月19日 07:00 ]

中畑清氏
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 【キヨシスタイル】いよいよ動きだしたね。台湾、韓国のプロ野球に続いて韓国女子ゴルフが開幕、サッカーのドイツ1部リーグが再開した。

 スポーツが話題を提供してくれるのって、やっぱりいいねえ。元気になる。改めてスポーツの持つ力、役割の大きさを感じるよ。

 日本のプロ野球も6月後半の開幕を目指して準備に入っている。ステイホームで個々に努力してきた選手たちも、野球ができる喜びで張り切ってるんじゃないかな。

 4月7日に出された緊急事態宣言は14日に39県で解除された。8都道府県は継続しているけど、17日の新感染者は東京都が5人で大阪府は0人。みんなで頑張れば、ここまで抑えられるんだという目安はできた。

 もうコロナを怖がって行動を控える時間は過ぎた。受け身じゃなく、立ち向かっていく段階。有効なワクチン、特効薬ができるまで待っていたらスポーツどころか世の中全体がしぼんでしまうよ。

 長い闘いを覚悟してコロナと共存。たとえ第2、3波が襲ってきても、最小限に食い止めて押し返せばいい。その意味でも「新しい生活様式」同様の、スポーツ観戦のガイドラインをつくらなきゃいけないね。

 日本のプロ野球も無観客で開幕すると思うけど、スタンドにお客さんが戻ってきて初めて完全復活と言える。その日のためのガイドラインだ。

 今年、世界に先駆けて4月12日に開幕した台湾プロ野球は今月8日から1000人までお客さんを入れ、15日に上限を2000人まで引き上げた。入場者は名前を申告して検温とマスク着用を義務づけられ、席の移動は禁止らしい。

 台湾のやり方を参考にしながら日本の実情に合ったルールを考えればいい。100%の安心、安全は確保できないと思う。どこかに怖さは残る。もし選手に感染者が何人出たら中止ということも決めておく必要があるけど、NPBと選手、ファンがひとつになれば乗り越えられるはずだ。

 プロ野球の開幕、スタンドにお客さんを入れるタイミングや方法は、他のスポーツにも道を開く。もっと言えば来年に延期された東京五輪にもつながるんじゃないかな。緩むことなく、見守っていきたいね。(スポニチ本紙評論家・中畑 清)

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