阪神・大山 フィットネスバイク購入し“爆走トレ” あの映画見てテンションあげあげ

[ 2020年5月4日 05:30 ]

甲子園で打撃練習をおこなう大山(阪神タイガース提供)
Photo By 提供写真

 阪神の大山悠輔内野手(25)が3日、自宅で使えるフィットネスバイクを購入し、人気のアクション映画『ワイルドスピード』を見ながらの“爆走トレ”に着手したことを明かした。甲子園球場施設での自主練習後にオンライン取材に対応。未知の開幕へ向けて独自トレーニングを取り入れた。

 各球団の各選手がそれぞれ独自のトレーニング法を編み出してきた「おうち時間」。大山も例外ではない。自宅でのトレーニング用にフィットネスバイクを購入し、“爆走トレ”に励んでいた。

 「休みの日でもバイクをこぐことで体の感じが変わってくると思っていて、機会があれば買おうと思っていた。今回、きっかけはアレですけど、買うことに決めました」

 以前から温めていた購入プランを活動休止期間に実行した。下半身強化が見込める有酸素運動で、行動が限られる期間を有意義にするためだ。「一気に1時間こぐこともあれば、30分こいで、体幹(トレーニング)をして、30分こいで…という日もあります。30分の日の方が多いですかね」。ハードなメニューを自らに課し、なまりそうな体をいじめ抜いている。

 比較的地味なトレーニングだけに工夫が欠かせない。「ただこぐだけではつまらない」と苦行を乗り切るためにお気に入りの映画をテレビで上映。あらゆる作品を「めちゃくちゃ見た」そうで、中でも見入ったのは映画シリーズ『ワイルドスピード』だ。「いろんなジャンルが好きですが、スリルを感じる映画は好きです」と圧巻のカーアクションで気持ちを高めながら、こいで、こいで、こぎまくった。

 甲子園施設で自主練習ではフリー打撃やウエートトレーニングなどで汗を流した。「打撃だけやっていればいいという選手ではないので、この期間も(走攻守)全て意識してやっています」と余念はない。目標が定まらなくても、飽くなき向上心を満たし続けるだけだ。

 「僕たちは従うしかないですし、その中でやっていかないと。開幕がいつになるか分からない状態なので、一日一日考えて、その時その時できることをしっかりやっていきたいと思っています」

 きょう4日にも緊急事態宣言が延長され、モチベーションの保持はさらに難しくなった。それでも下を向くことなく、むしろ進化の時と捉えて、歩みを進めていく所存だ。(巻木 周平)

続きを表示

2020年5月4日のニュース