阪神・木浪　3試合ぶり先発で初適時打　開幕スタメン争いアピール再開

オープン戦   阪神4―4巨人 （ 2020年3月8日    甲子園 ）

＜神・巨＞5回1死二塁、木浪は左越えに適時二塁打を放つ（撮影・森沢裕）
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　8日の巨人戦で3試合ぶりに遊撃で先発した阪神・木浪が、開幕スタメン争いに向けバットでアピールを再開した。

　同点の5回1死二塁、2ストライクと追い込まれながらディプランのチェンジアップを逆方向に打ち返した一撃は前進していた左翼手・モタの頭上を越える勝ち越しの適時二塁打。オープン戦初タイムリーに、思わず笑みがこぼれた。

　「チャンスだったし、思い切っていけた。2球で追い込まれてしまったけど、その中でも一球で仕留めることができた」

　新人の遠藤らの参加も刺激になった。ちょうど1年前は、自身が開幕1軍に向け結果を出すことに必死になっていた。がむしゃらに、必死に食らいつくことを思い出した巨人戦だった。

　1本は出たが、オープン戦は18打数3安打の打率・167。納得も満足も、もちろんしていない。（鈴木　光）