阪神・矢野監督 2年目誓い「日本一になる」今季も不変の3カ条“金の卵”に伝授

[ 2020年1月9日 05:30 ]

合同自主トレ中の新人たちを激励する矢野監督(撮影・大森 寛明)
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 阪神・矢野燿大監督(51)が8日、新人合同自主トレ視察のため鳴尾浜球場を訪れて「日本一」を新年の誓いに立てた。今年初めて公の場に登場。引き締まった表情と力強い言葉で言い切った。

 「楽しみで、凄くワクワクしています。(どんな1年に)したいんじゃなくて、するって決めているんで。日本一にもなりますし、ファンを喜ばせたいと思っています。僕たちも喜ぶと決めている」

 年末年始の充電期間は完了。3月20日のレギュラーシーズン開幕へ向けて既に覚悟は決まっていた。05年を最後に遠ざかるリーグ優勝は目標ではなく通過点でしかない。85年以来の日本一を“決定事項”とする矢野流の言い回しで宣言し、歓喜の瞬間を待ち続ける虎党を必ず喜ばせることを約束した。

 「本当にみんないい顔で元気そうな姿を見られたんで。楽しみだなと思いました」

 各選手の動きを確認し、育成を含む新人とは昨年12月の入団発表以来の再会を果たした。目を輝かせるルーキーたちを前に約3分間の訓示。熱い言葉でエールを送った。

 「野球も失敗が多いスポーツなんで。だからこそ、楽しめるっていうのは凄く大事だと選手たちに伝えてきているんで、そういうようなことを伝えた。夢と感動を与える選手になっていけるように俺らも全力を尽くすし、みんなも頑張ろうと」

 就任2年目を迎えても指導方針は変わらないし、揺るがない。
<1>超積極的
<2>諦めない
<3>誰かを喜ばせる。
選手たちに言い続けてきた3カ条を、猛虎の未来を担う新人にも伝えた。

 夕方には西宮市内のホテルで合同スタッフ会議を実施。昨春は一度もなかったキャンプ中の1、2軍入れ替えについて「十分にある」と示唆した。助っ人の大量加入で競争激化は必至。頂点だけを見据え、2020年の第一歩を踏み出した。(山本 浩之)

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