日本ハム・輝星 北の火の玉になる!球児の“ホップ”ストレート研究「指の使い方参考になった」

[ 2020年1月9日 05:30 ]

強めのキャッチボールをする吉田輝(撮影・沢田 明徳)
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 飛躍を狙う2年目。日本ハム・吉田輝には明確なテーマがある。千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを公開した右腕が目指すのは阪神・藤川の代名詞である「火の玉直球」だ。

 「指の使い方とか凄く参考になった。自分の目標にしている伸びている直球。ああいう直球を投げられれば楽。修業していきたい」

 地元の秋田で過ごした年末年始。偶然、見つけた藤川の投球動画にくぎ付けとなった。奇麗な縦回転でホップするような軌道の直球で打者を圧倒する姿に感動し、参考にすることを決意。高校時代から強いこだわりを持ち続けている直球の精度向上を追求していく。

 デビュー戦となった昨年6月12日の広島戦は全84球中67球が直球。強気に攻めて5回1失点で初勝利を挙げたが、その後は直球を痛打されるなど3連敗で、通算1勝3敗、防御率12・27だった。フォークやチェンジアップなど縦の変化球習得にも取り組むが、やはり生命線は直球。昨秋の米国キャンプ中に大リーガーも利用する施設「ドライブライン・ベースボール」で動作解析をした結果、直球の伸びを示す「ホップ成分」が「あまり見ない数値」(同施設関係者)を叩きだした。直球の伸びには定評があるだけに、藤川の「要素」も加われば強打者を圧倒する剛速球が完成するかもしれない。

 キャッチボールでは約40メートルの距離で低い姿勢から強い球を立て続けに投げ込むなど精力的に汗を流した。この日は新人合同自主トレもスタート。社会人、大学卒で年上の投手も多く「よく観察して手本になるところもある」と向上心を語る。年末年始は藤川以外に同僚で変化球の使い手・金子の変化球も動画で研究。良いものは貪欲に取り入れていく。

 当面の目標は初の開幕1軍。「直球をできるだけアピールしていきたい」と気合十分だ。まずは理想の直球を完成させる。(東尾 洋樹)

 《質の向上に課題》昨年の全投球に対する球種別割合を見ると、吉田輝は直球が65・2%。藤川は74・0%で、直球の割合がいかに多いかが分かる。その上で、両者の直球を比較してみると、空振り率は、吉田輝の7・5%に対して藤川は12・1%。さらに被打率は、藤川が・147だったのに対して、吉田輝は・424と打ち込まれた。吉田輝が1軍で活躍するためには、打者が狙っていても打てない直球の質の向上が求められる。

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