新助っ人超マジメ!阪神・ガンケル、正式契約2週間で早くもNPB球練習 1軍4枠へ準備万全

[ 2019年12月31日 05:30 ]

阪神が獲得したガンケル(ゲッティ=共同)
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 新助っ人は超マジメ!? 阪神に来季から加わるジョー・ガンケル投手(28=マーリンズ3A)が早くも日本の公式球を使った練習に着手したことが30日に分かった。谷本修球団本部長(55)が本人の要望を受けて担当者を通じて既に公式球1ダースを送付したことを明かした。

 「ガンケルにボールを送ったみたいですよ。NPBの統一球を。どんな感じか知りたいってことで」

 今月15日の正式契約から2週間強。意欲満々の様子が伝わってきた。日本のボールへの対応だけでなく、球団編集の映像を使って他球団の主力打者の研究も進めているという。

 「(映像は)送らなくても、ムービービューというのにつないだら、見られるやつがあると。それを順次案内してると。他球団の主力選手を。(映像データは)独自のものですね」(同本部長)

 1メートル96の長身から繰り出す150キロ超の速球と変化球を武器とする先発候補の1人。ちょうど30日に28歳の誕生日を迎えた若さに加え、メジャー未経験だけにハングリー精神も持つ。来季は球団史上最多の助っ人8人態勢が完成し、4枠しかない1軍枠を巡る争いはし烈。生き残りへの準備に余念はなさそうだ。

 異国の地で勝負をかける決意の表れからか、愛妻を残して単身で来日する予定だという。16年にオリオールズ傘下で同僚だったヤクルト・マクガフからも日本野球を予習済み。来日前から意欲的で、早くも優良助っ人の予感が漂ってきた。(山本 浩之)

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2019年12月31日のニュース