西武 松坂&内海“Wレジェンド隔週ローテ”プラン!ベテラン疲労回復へ間隔十分

[ 2019年12月31日 05:30 ]

西武の内海(左)と松坂
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 「レジェンド隔週ローテーション」結成だ。中日から西武に移籍し、14年ぶりに古巣復帰となる松坂大輔投手(39)と内海哲也投手(37)の両ベテランが来季、隔週で交互に先発登板するプランが浮上した。ともに故障明けで登板間隔を考慮したもの。合わせて最多勝5度、通算303勝を誇る2人がリーグ3連覇と12年ぶりとなる悲願の日本一へのピースになる。

 復活を目指すレジェンドコンビへの期待は大きかった。日米通算170勝を誇る松坂と、通算133勝を誇る内海。2人合わせて303勝、最多勝も松坂が3度、内海が2度獲得した実績を持つ。かつて、松坂と一時代を築いた西口投手コーチは「ベテラン2人で若手に負けないように頑張って、ローテーションに入るようにしてもらいたい」と開幕からのローテーション入りに大きな期待を寄せた。

 ただ、松坂は右肩痛に苦しみ、今季はわずか2試合の登板で0勝1敗。右肩は回復して来春キャンプもA班(1軍)スタートが決まっているが、登板間隔は慎重を期す必要がある。今季、巨人から移籍した内海も左前腕の故障などで1軍で投げることはなかった。10月下旬に左前腕筋腱修復術を受け、リハビリを行っている。焦らずに調整するだけにキャンプもB班(2軍)スタートの見込みだ。

 ともに故障明け。登板後の疲労を考慮して浮上したのが、2人を隔週で先発させるプランだ。例えば、松坂が日曜日に先発した後、出場選手登録を抹消。次の日曜日は内海が先発する。2人は中13日の間隔で万全を期した登板となる。松坂は中日時代の18年に故障した右肩の疲労を考慮され、中10日以上の間隔を空けて先発していたこともあり、辻監督は「そういうプランもある」と明かした。

 エースの菊池(現マリナーズ)が抜けた今季、5年目の高橋光が初の2桁となる10勝を挙げ、3年目の今井と新人の松本がともに7勝と若手が台頭してきた。そこに経験豊富な松坂と内海が加われば、先発陣の層は厚くなる。若手がさらなる飛躍を遂げ、レジェンド2人が復活を遂げれば、おのずとリーグ3連覇も近づいてくる。(武本 万里絵)

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2019年12月31日のニュース