阪神・岩崎 更なる飛躍へ「挑戦」の2020年 東京五輪「もちろん出たい」

[ 2019年12月30日 05:30 ]

野球教室に参加した阪神・岩崎
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 阪神の岩崎優投手(28)が29日、静岡県静岡市の草薙総合運動場硬式野球場で同県人会主催の「野球教室&チャリティートークショー」に参加。来季のテーマに「挑戦」を掲げ、さらなる飛躍を期して自主トレから新たな試みにトライすることを明かした。

 「この時期は長距離になると思うんですけど量を増やして。朝と晩で考えています。(これまでは)朝はあんまり。夜とかが多かった。(テーマは)短くまとめると挑戦です」

 まず掲げたのがランニング量の増加だ。これまでは午後から走るだけだったが、今オフは初めて午前、午後の2部制に挑戦。距離も1回あたり「5キロから10キロ」とみっちり走り込む。

 「この時期は正解はわからない。去年の量より上にいきたいので。走ることはやめたくない。ランニングでしっかり体をつくっていこうかなと」

 今季も48試合で3勝0敗26ホールド、防御率1・01の好成績を残し、左の中継ぎとしてはリーグでも屈指の安定感を誇る。球速以上の伸びを感じさせる真っすぐは新人時代から高評価を得ていたが、年齢的にもいよいよ全盛期を迎えた雰囲気が漂う。そこで来年、視野に入るのが東京五輪出場だ。地元の子供から「出たいですか?」と質問されると「もちろん」と即答した。

 「自分は頑張るだけなんで。シーズンでしっかり成績を残せるように」

 稲葉監督体制となった侍ジャパンでは1度も招集されていないだけにハードルは高いが、来季前半戦の活躍次第では夢ではない。最後のあいさつでは「来年は日本代表目指して頑張ります」と宣言した。年末年始も高橋とともに静岡県内で自主トレ予定。開幕からエンジン全開の態勢を整える。(山添 晴治)

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2019年12月30日のニュース