楽天 新守護候補獲り!ドジャース158キロ右腕JT・シャギワ 大型補強で7年ぶりV布陣完成

[ 2019年12月30日 05:31 ]

ドジャースのJT・シャギワ(ゲッティ=共同)
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 楽天が新守護神候補として、今季ドジャースでプレーした最速158キロ右腕のJT・シャギワ投手(29)を獲得することが29日、分かった。メジャーでは救援で通算85試合に登板し、4勝5敗。今季は奪三振率11・8をマークし、来季は先発に再転向する松井裕樹投手(24)の穴を埋める存在として期待が懸かる。今オフも積極補強に動いた楽天が、優勝を狙う戦力を整えた。

 ドジャースは米国時間28日(日本時間29日)、シャギワとの契約解除を発表。関係者によると、楽天への移籍が大筋で合意に達したという。石井一久GMは19日にロッテから金銭トレードで涌井を獲得した際に「あとは外国人で終わりかな」と新助っ人の獲得に動いていることを明かしていた。正式発表は年明けになる見通しだ。

 シャギワは今季、前田と同じド軍に在籍し、全て救援で21試合に登板し、1勝0敗、防御率6・33。昨季は7月8日のエンゼルス戦で大谷に代打本塁打を浴びて敗戦投手になったが、39試合で防御率3・34の安定した成績をマークした。

 選手層の厚いド軍では登板機会は多くなかったが、傘下の3Aオクラホマシティーでは抑えも務めるなど、リリーフとしての能力は高い。1メートル90の長身で、スリークオーターから繰り出すツーシームとスライダーが武器だ。ツーシームの球速は最速98・1マイル(約158キロ)で、平均96・2マイル(約154キロ)。左打者にはチェンジアップも投げ、今季は21回1/3でイニングを上回る28奪三振を記録した。

 楽天は今季38セーブでタイトルを獲得した松井が、来季は先発に回る。昨季も自らの希望で獲得した主砲のブラッシュと救援のブセニッツが大活躍するなど、米球界に太いパイプを持つ石井GMは、複数の外国人投手の映像をチェック。29歳と若く、高い奪三振率を誇るシャギワに守護神候補として白羽の矢を立てた。救援陣はともに防御率1点台のブセニッツと森原、3年ぶりに日本球界に復帰する牧田も抑えの適性があり、松井の穴を埋める戦力は整った。

 チームは今季3位でCS進出を果たしたがウイークポイントを補うために今オフも大補強に動いた楽天。緻密な野球を掲げる三木新監督の下、日本一になった13年以来、7年ぶりの優勝を目指す。

 ◆JT・シャギワ 1990年12月3日生まれ、ルイジアナ州出身の29歳。ライス大から12年ドラフト2巡目でツインズ入団。大学時代は一塁手兼投手としてプレーした。16年6月にメジャーデビュー。18年2月にウエーバーで指名されドジャースへ移籍。メジャー通算85試合で4勝5敗、防御率4.58。1メートル90、90キロ。右投げ両打ち。今季年俸は55万ドル(約6000万円)。

 《2年連続大型補強で三木新監督後押し》楽天は浅村らが加入した昨オフに続いて、2年連続で大型補強に成功した。注目はロッテからの移籍組。FAで鈴木大地、金銭トレードで涌井を獲得した。さらに、ロッテにFA移籍した美馬の人的補償で酒居を指名し、投打で日本人選手の層が厚くなった。支配下登録の外国人はブラッシュ、ウィーラー、ブセニッツ、宋家豪(ソンチャーホウ)の残留が決まっており、シャギワの加入で5人態勢となる。

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