阪神・大山 失策大幅減へ名手グラブ!“憧れ”メジャー最高三塁手アレナドと同型

[ 2019年12月24日 05:30 ]

キャッチボールで調整する大山(撮影・後藤 正志)
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 阪神の大山悠輔内野手(25)が来季に向け、メジャー最高の三塁手と称されるロッキーズのノーラン・アレナド内野手(28)と同型グラブを使用していることが23日、分かった。今季はリーグワースト20失策を記録したが、大学時代から憧れの存在だった名手と同タイプのものを試用中。感覚をつかめば失策数の大幅減はもちろん、受賞に意欲をみせる自身初のゴールデングラブ賞もつかめるはずだ。

 新たな相棒には、憧れであり、世界屈指の名手と同じ“DNA”が存在する。

 「守備の動画を数えきれないほど見てきた選手。どんなグラブを使っているのか気になっていたので、メーカーさんにつくっていただきました」

 ノーラン・アレナド――。イチロー氏以来となるメジャー1年目から7年連続(13~19年)で守備のベストナインといえるゴールドグラブ賞を受賞し、リーグでただ1人贈られる「プラチナグラブ賞」を今季も含め3年連続で受賞した名手の中の名手だ。打っても15年から5年連続で30本塁打、100打点以上。世界最高の三塁手の一人と称される。

 グラブのサイズは従来と同じだが、型、色、素材の質までアレナドモデル。革は日本球界で広く使用される「キップ」という素材の中でもコシが強く型崩れしづらい、メジャーでも愛用者が多いものを採用した。「効果は使い続けることで分かってくる」と秋季キャンプから使用し感覚を確かめている段階だ。

 「賞を獲ったという事実があるだけで全然違う。自信にもなる。やるからには獲りたいと思っています」

 見据えるは本家と同じゴールデングラブ賞。今季は三塁手3位の38票(1位は中日・高橋で121票)でリーグ最多20失策が影響したとみられる。ただ、守備範囲や併殺貢献といった守備力を数値で示す指標「UZR」では「7」を超え12球団の三塁手ではトップだった。

 「守備範囲で(10に近い)いい数字は出ていますけど、凡ミスが多い。投げなくていい場面で投げてミスになったり、判断を間違えたり。準備で防げるミス」

 機敏な動きと強肩による貢献度は数字が証明済み。判断力強化と技術向上が叶えば、アレナドばりのダントツ受賞も夢ではない。(巻木 周平)

 ○…アレナドは09年ドラフト2巡目(全体59番目)でロッキーズから指名され、本塁打王3度、打点王2度。今年2月に8年総額2億6000万ドル(約286億円)で契約延長に合意し、1年平均3250万ドル(約35億7500万円)は、野手の年俸としては史上最高額。守備ではメジャーデビューした13年から7年連続ゴールドグラブ賞。15年からは三塁手で補殺、併殺参加数がリーグ最多と広い守備範囲を誇りながら、今季はわずか9失策だった。

 ▼UZR(アルティメット・ゾーン・レーティング)近年のメジャーで利用されている、守備力を数値化した指標。平均的な守備力の選手と比較してどれだけ失点を防いだかを表し、プラスなら平均以上、マイナスなら平均以下。プラス10以上なら、かなり優秀とされる。

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