慶大151キロ左腕・佐藤 プロ志望表明「結果出したい」

[ 2019年12月22日 05:30 ]

キャッチボールをする慶大・佐藤。プロを目指す
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 今秋の東京六大学リーグ戦を制し、明治神宮大会で19年ぶりの日本一となった慶大が21日、横浜市内の同大で年内の練習を納めた。来秋ドラフト上位候補の151キロ左腕・佐藤宏樹投手(3年)はプロ志望を表明。慶大は来年2月に米ロサンゼルスとアリゾナ州に遠征する予定で、ダイヤモンドバックスのマイナーと試合が組まれる可能性もあり「楽しみです。違う環境でやれるし、力を試せたら」と意欲を口にした。

 1年秋に最優秀防御率のタイトルを獲得してプロから注目されたが、直後に左肘のじん帯を損傷。昨年秋から投球を再開した。今年はリーグ戦で春6試合、秋1試合に登板も未勝利。それでも堀井哲也新監督は「来年は佐藤、木沢、関根が中心」とエース候補として期待する。佐藤も「結果を出したい」と自覚十分で、米国遠征を成長の糧にするつもりだ。

 連覇を目指すチームは例年2月の始動を1月15日に前倒し。監督交代による変化にも佐藤は「新しい気持ちで取り組める」と前向きで「冬はしっかりフォーム固めをしたい」と力を込めた。(松井 いつき)

 ◆佐藤 宏樹(さとう・ひろき)1999年(平11)2月18日生まれ、秋田県出身の20歳。小4から野球を始める。大館一中野球部を経て、大館鳳鳴に進学。入学時は1年夏から一塁手でベンチ入りし、1年秋から投手。甲子園出場はなし。慶大では1年春からリーグ戦出場。リーグ戦通算は23試合に登板し3勝1敗、防御率2・44。1メートル81、79キロ。左投げ左打ち。

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