佐々木朗希 プロ第一歩は“座学”朝イチも大丈夫 授業中「寝たことありません」

[ 2019年12月22日 05:30 ]

クリスマスツリーの横でポーズを決めるロッテのドラフト1位・佐々木朗(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)のプロへの第一歩は座学からスタートすることが21日、分かった。ロッテはこの日、新人合同自主トレを来年1月11日からZOZOマリンで行うと発表。今年までは練習後に行った座学を練習前に行う予定で、第1回目は「プロフェッショナル」がテーマとなる。岩手県大船渡市内のホテルで報道陣に対応した佐々木朗もやる気十分。各クールで通算6回以上の「座学」が予定されている。

 来月11日に始まる新人合同自主トレで朝から「座学」を行うと聞いた佐々木朗は顔色は変えなかったが、静かな口調で歓迎した。

 「いろんなことを学んで吸収したい。(授業中に眠くなることは)ありますけど寝たことはありません」

 11日の「座学」は午前9時にスタートし1時間近く行われる。第1回は「プロフェッショナル」をテーマに慶大SFC研究所の石井大貴上席所員(37)が務める。楠貴彦コンディショニングディレクター兼育成統括は「眠くなる練習後より目がしっかりと開いている練習前に話を聞かせた方が頭に入る。プロ生活での人生設計の大切さを伝えてもらう」と説明。外部講師を招くのは4年連続4度目だが、一番の変更点が時間帯の大胆な変更だった。

 今後は1クール1度のペースでスポーツ心理学に基づくメンタル、ファンサービスの意味、アナリストによるデータの使い方など、開催していく。「人生設計」について聞かれた佐々木朗は「長く野球をやることです。その中で今、できることをやる。40歳くらいまではできるようにしたい」と息の長い選手になると誓っていた。

 現在は球団から渡された練習メニューを中心にこなす日々。「毎日、できています。慣れて少しずつ、できることも増えた」と手応えを語った一方で「私生活を含めて練習とか、野球漬けについていけるかが少し、不安」とも言った。

 球団は安全面や体調面を考慮し、ロッテ浦和ではなく、ZOZOマリンでの新人合同自主トレスタートや、1月26日からの石垣島の先乗り自主トレなどの改革を行うが、そこに佐々木朗を育てる改革がまた一つ加わる。(福浦 健太郎)

続きを表示

2019年12月22日のニュース