掛布氏 新4番候補の仰天秘話「ボーアは昨オフ獲る予定だった」 大山には「4番・三塁」で奮起期待

[ 2019年12月22日 05:30 ]

阪神競馬場でMBSラジオ「亀山つとむのスポーツマンデー!」の公開収録を行った(左から)市川いずみ、掛布雅之氏、田淵幸一氏、亀山つとむ氏(撮影・亀井 直樹)
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 来季は阪神電鉄本社に籍(役職未定)を置いて猛虎を見守るOBの掛布雅之氏(64)が21日、阪神競馬場で田淵幸一氏(73=本紙評論家)とともにMBSラジオ「亀山つとむのスポーツマンデー!」の公開収録に参加し、ぶっちゃけトークを展開した。新加入するボーアにまつわる秘話を明かし、「4番・三塁」を期待する大山の育成法にも持論を展開した。

 「ボーアは、本当は今年獲る予定だった。去年のオフから狙っていたんです、球団は。ただ(同じエンゼルスの)大谷くんが肘の手術があって、今年の開幕に間に合わないのが分かっていたので、左の長打力のある選手をエンゼルスが出せなかった。大谷君が元気であれば今年阪神でプレーしていたんです」

 今季までオーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)を務めたこともあって内情を熟知。成功の秘訣として「早く甲子園の浜風を自分で感じて、バースのように反対方向へ打つ打撃を覚えられれば、僕は100(打点)という数字を期待していいと思う」と力説した。

 もちろん、ボーアと4番を争う大山の意地と成長も望んだ。「彼が打撃スタイルを180度変えて、言い訳するような右方向に打つのをやめて、左中間の一番深いところに全ての打球を放り込むぐらいのわがままな打撃をさせる方向にね。2月のキャンプから首脳陣が向けていって。4番にもう一回挑戦させるつもりで」。田淵氏ともども来季キーマンに「大山と藤浪」を挙げて奮起を促した。(山添 晴治)

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2019年12月22日のニュース