レッズ・バウアー、DeNA今永と日米共闘 横須賀の2軍施設見学 日本の練習環境を絶賛

[ 2019年12月5日 05:30 ]

DeNA2軍施設を訪問し、今永(左)と握手するバウアー(撮影・柳原 直之)
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 今季まで5年連続2桁勝利をマークするなどメジャー通算70勝を誇るレッズの右腕トレバー・バウアー投手(28)が4日、神奈川県横須賀市内のDeNAの2軍施設「DOCK」を見学に訪れた。日本の練習環境や指導法に興味を持っており「素晴らしい施設。米国で寮は併設されていない。室内練習場もあり、いつでもどんな練習でもできるのが良い」と印象を語った。

 バウアーは5年前から米シアトル郊外のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」を利用したことをきっかけに大きく飛躍。7日に渡米し、同施設を利用予定の今永には「(施設では)自分の体を評価して、自分に合ったプログラムを提案してくれる。合わないと思ったら質問して話し合うことが大事」と助言。5日に米国へ帰国予定の右腕は「僕も施設にいるので何でも聞いてほしい」と共闘を呼びかけた。今永は「現役メジャートップクラスの人と同じ空間にいられるだけでうれしい。もっといろいろな話を聞きたい」と目を輝かせた。 (柳原 直之)

 ▽ドライブライン・ベースボール 米シアトルにあるトレーニング施設で、トレーナーや医師、動作分析の専門家らさまざまな分野のプロが常駐。科学的で安全な指導が受けられると評判を呼び、現役選手やドラフトを目指す大学生ら、年間約500人がここで汗を流す。特注のボールは重さ2キロ、1キロなど6種類。それを効果的に使うことでパフォーマンス向上につなげる。近年は日本選手も数多く指導を受けている。

 《京山&桜井と“変化球談議)》バウアーは2軍施設見学後、室内練習場で3年目右腕の京山や2年目左腕の桜井とキャッチボールを行った。「大谷も田中も投げるが自分は投げられない」と京山にスプリットの投げ方を教わる場面もあった。また、桜井には自身が得意とするカーブの投げ方を伝授。桜井は「目からうろこだった。(バウアーから)“ベリーグッド”と言われたので良いと思う」とうれしそうだった。

 ◇トレバー・バウアー 1991年1月17日生まれ、カリフォルニア州ノースハリウッド出身の28歳。カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)からドラフト1巡目指名(全体3番目)でダイヤモンドバックス入り。12年7月にメジャーデビュー、翌13年からインディアンスに所属し、18年にオールスター戦に初出場。今季途中にレッズに移籍し11勝(13敗)を挙げ、5年連続2桁勝利を達成。メジャー通算70勝60敗、防御率4・04。1メートル85、92キロ。右投げ右打ち。

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2019年12月5日のニュース