巨人・岸田、痛恨捕逸で決勝点献上 原監督「流れ変えたい」小林交代決断も…

[ 2019年8月4日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5―6DeNA ( 2019年8月3日    横浜 )

8回1死三塁、筒香(左)の打席でパスボールする岸田(撮影・木村 揚輔)
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 決勝点は捕逸で失った。5点差を追いついた直後、8回1死三塁。4回からプロ初出場した巨人の2年目・岸田は「足を使って捕りにいかないといけなかった」と反省した。

 中川が投じた初球。左打者・筒香の懐にシュート気味に食い込んでくる軌道は頭にあった。だが、十分な捕球体勢を取れていなかった。「大事な場面でミスが出て、負けてしまったので悔しい」。前日1軍に昇格した22歳に、相川バッテリーコーチは「ああいう場面で(ミスが)出てしまうのは準備不足。練習して技術をレベルアップしてほしい」と求めた。後半戦3度目の今季ワーストタイ4連敗。最大10・5あったDeNAと1・5ゲーム差に詰まった。

 3回までに今村とのバッテリーで4失点した小林は早期交代。決断した原監督は「ずっと悪い流れで来ている。小林が悪いわけではないだろうけど、全体の流れを変えたい」と説明した。3回に2球連続で投げ込んだスライダーを3ランされたソトには前日、菅野も3球連続で投じたスライダーを痛打された。

 岸田は7回まで計3投手を好リードして流れを変えた。岡本の61打席ぶりの18号3ランもあり、指揮官は「いい感じで(流れが)変わって点数も入った。そういう点では非常に良かった」と前向きに振り返った。右手人さし指骨折の炭谷は、この日から3軍のリハビリ練習に合流。苦境を全員の力で脱出する。 (神田 佑)

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2019年8月4日のニュース