広島・メヒア 初回に35日ぶり一発となる特大3ラン 帰って来た名物通訳クレートさん「ただいま!」

[ 2019年8月4日 22:45 ]

セ・リーグ   広島10―5阪神 ( 2019年8月4日    マツダ )

<広・神>1回1死一、二塁、左越え3ランを放ち、天を指さすメヒア(撮影・大森 寛明)
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 広島のアレハンドロ・メヒア内野手(26)が阪神戦(マツダ)で6月30日のDeNA戦(横浜)以来35日ぶりとなる3号3ラン。首位・巨人に2ゲーム差と迫る白星に大きく貢献した。

 「6番・一塁」で先発出場。初回、菊池涼、バティスタ、鈴木、会沢の4連打で2点を先取し、なおも1死一、二塁で入った第1打席で阪神先発左腕・岩田が投じた1ストライクからの2球目、内角高めのスライダーを左翼スタンド上段まで飛ばし、5連打目となる3ラン。先発右腕・九里に初回から大量援護をプレゼントした。

 その九里と並んでお立ち台に上がったメヒア。今秋に出産を控える妻と家族の世話をするため4月にドミニカ共和国へ帰国し、フェリシアーノ通訳と入れ替わりで再び広島に戻って来たクレート通訳とともに大歓声に包まれると、まずは自ら流ちょうな日本語で「アリガトウゴザイマス」と笑顔を見せた。

 そして、ここから名物通訳クレートさんを通じて「あの場面、あまい球を狙いました」とキッパリ。手応えを聞かれて「打った瞬間、入りました思ってました」とクレートさんが応じると、名物通訳の再登場を待ちわびていたスタンドは大喜び。打撃の調子を聞かれて「最近調子いいから…あとチームも勝ってるからイイ!と思います」と答え、「特にパワーを見せたい。2軍でやった通りやりたいです」と続けると、メヒアの意気込みとクレート通訳の久々の姿にスタンドにはどんどん笑顔が広がった。

 同じカープアカデミー育ちのバティスタと一緒に試合に出ていることについては「いい勝負。何とか、どうやってチーム助けるのために…頑張ります」。ここでインタビュアーから「クレート通訳もお帰りなさい」と声がかかると、クレート通訳は「ただいま!」とニッコリ。「これからもたくさんインタビュー期待してますよ」というインタビュアーにクレート通訳は「そうですね」と笑顔で返し、メヒアではなくクレートさんのコメントで締めくくられるほのぼのムードだった。

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2019年8月4日のニュース