落合氏、野球は“天敵作り”が大事「青柳は坂本を寝かしといてくれた方がよかった」

[ 2019年5月30日 18:53 ]

落合博満氏
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 野球評論家の落合博満氏(65)が29日放送のMBSテレビ「戦え!スポーツ内閣」(水曜後11・56)に出演。優勝を目指すには、相手チームのキーマンに対して天敵を作れるかが重要であることを説いた。

 5月29日現在、セ・リーグは3.5ゲーム差に3チームがひしめく大混戦。広島が頭一つ抜け出してはいるが、阪神、巨人、共に虎視眈々と首位浮上をうかがっている。

 落合氏はこの状況から抜け出すための秘策として「全部の球団(相手)に活躍しなくていいの。この球団だったらコイツの顔見るのも嫌だっていう選手を、各球団作らなきゃダメ」と主張した。

 この日、阪神vs巨人戦が行われたが、この試合を見た落合氏は阪神側の立場に立って「(阪神先発の)青柳が坂本(勇人)にホームラン打たれたっていうのがメチャクチャ嫌なの。(坂本を)寝かしといてくれた方がよかった」とコメント。試合前の段階で、巨人・坂本は阪神・青柳の前に通算18打数2安打、打率0.111とほぼ完ぺきに抑えられていたが、3回にバックスクリーンへ17号ソロを打っていた。

 阪神側で考えれば、巨人のキーマンである坂本勇が阪神の勝ち頭・青柳を苦手にしている構図は、チームにとって大きなプラス。本人だけではなく、チーム全体の士気を高める効果にもつながるはずだ。

 落合氏はさらに「(坂本の連続試合出塁)止めたの青柳でしょ?嫌がってるんだから。あの一本(17号ソロ)余分だと思う」と力説。青柳優位に立っていたパワーバランスに変化が生じたことをほのめかしていた。

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2019年5月30日のニュース