矢野監督と一問一答 4番らしくなってきた大山「勝利にはユウスケの成長が絶対必要」

[ 2019年5月30日 22:41 ]

セ・リーグ   阪神5―2巨人 ( 2019年5月30日    甲子園 )

<神・巨>5回無死三塁、大山(手前)の適時打にガッツポーズの矢野監督(左)(撮影・北條 貴史)
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 阪神は4番の大山が4打点の活躍を見せ、先発の2年目左腕・高橋遥が7回9奪三振2失点の好投。投打がかみ合い、対巨人戦4連勝を飾った。

 ▼前夜の勝利を生かす勝利 ユウスケ(大山)がいいところでね。風にも乗った効果的なホームランでした。

 ▼タイムリーも価値あり 次の点が取れていない、しかも追い上げられているところだったのでね。本当にいいところで4番の働きをしてくれました。

 ▼4番らしさ 結果も付いてきているんですけどね。凡打のときでもしっかり走るとか、フライでもしっかり走る姿を見せてくれているんでね。そういうところを含めて本当に4番らしくなってきていると思います。

 ▼高橋遥が今季初勝利 もともと勝てるようなピッチングもあったんですけどね。今日も最後、もう1イニング、何とか頑張ってくれたんでね。本当に大きかった。ハルトにも勝ちが一つ付いたんでね。能力が高いピッチャーなんでね。これからもしっかり頑張っていってくれるんじゃないかなと期待を持てるようなピッチングでした。

 ▼高橋遥の投球内容 この前も球がいっていたしね。内容的にもいいボールが多かった。いつでも勝てそうだなと見ていた。3点取ってすぐに2点取られて、流れ的には嫌だったけど、しっかり守って、耐えてというか、しっかりしたピッチングをしてくれて、なおかつ最後、球数が増えたところでも、もう1イニング行ってくれたというのは本当に価値があると思う。内容も含めて本当に素晴らしいピッチングだった。

 ▼巨人戦に高橋遥を抜てき 全然いける自信、結果が出たからでなくてね。ハルトがやってくれるだろうというのを感じていた。何のちゅうちょもなく。

 ▼近本は粘って三塁打 三塁打は、ある程度打てる確率はあると思う。効果的にすぐ1点を取れたので、近本の足で取れた1点かなと思います。

 ▼北條の好守や、梅野の盗塁阻止でバックアップ そういうところで締まるというか、流れがこっちにまた呼び寄せるアウトになっていると思う。先発に勝ちが付いて、ホールドがついて、抑えにというのは本当に理想的な試合展開。昨日の試合の後だったんで、やっぱり二つ取らないと昨日の勝ちも生きてこないと思うんでね。

 ▼大山の打撃内容 ピッチャーって立ち上がりは難しいんだけど、その中で高めに浮いたとはいえ、それをうまくフォローで、片手でいけたのは、次のもう一本もすごく価値あるタイムリーだった。やっぱり4番でああいうところで打ってくれるのは、4番のバッティングの内容。いろいろな部分で、結果以外の部分でもそういう姿を見せてくれている。頼もしくなってきているんじゃないですか。

 ▼確実に成長 手応えというか自信というか、そういうものを1個1個積み上げていきながらね。自分が4番だという意識もどんどん強まってると思う。だからこそ、こういうところで打ちたいと思っているだろうしね。そういうのは近くにいても感じる。

 ▼今後も4番で起用 信じるというかね。キャンプのときからいこうと決めたものをね。開幕当初は迷ったりしたときもあったけど、やっぱりユウスケの成長がチームの勝ちには絶対必要だなというところでね。それにしっかり応えてくれている。外すことももちろんないしね。逆に言うとユウスケを大きく育てるような打順が4番だと思う。この打順で本当に、4番といえば大山と言ってもらえるような選手に近づいていってくれたらなと思います。

 ▼令和になって巨人戦は4戦全勝 平成ではたっぷりやられた。まだまだ借りがあるので、しっかり返していきたい。

 ▼今日31日から広島戦 いつもそうですけど選手たちと思い切り楽しんで、苦しいときこそ楽しんでいく、苦しいときこそベンチで声を出して、みんなで頑張っていきます。

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2019年5月30日のニュース