オリックス 福良前監督が6月GM就任「若い選手がどんどん出てくるチームに」

[ 2019年5月29日 05:30 ]

GM就任会見する福良新GM(撮影・後藤 正志)
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 オリックスは28日、前監督で今季は球団本部育成統括ゼネラルマネジャー(GM)を務めていた福良淳一氏(58)が、6月1日付でゼネラルマネジャー(GM)兼編成部長に就任すると発表した。

 オリックスのGM職は、03~05年まで務めていた中村勝広氏以来。今月上旬ごろに打診した湊通夫球団社長は「フロント、監督、コーチ、スカウトを経験されている方はそういない。人の何倍も野球を見ている方。常に上に居続けられるチームの土台づくりを期待している」と望んだ。シーズン途中での就任は異例でもあるが、「今季もまだまだ立て直せる状態。来季のことを考えると、オフよりも今就くことが大事」と説明した。

 今後はチーム強化に関する戦略、編成を任され、トレード、ドラフト、FA戦略などでらつ腕を振るう。アマチュア選手やメジャー視察の可能性もあり、福良新GMは「大変な仕事を仰せつかった。編成と育成が大事になる。若い選手がどんどん出てくるチームにしたい」と抱負を語った。シーズン中の補強期間終了まで、あと2カ月。「あまり日にちもないからね」と本音は隠したが、「投手は若い選手が育っている。やっぱり野手ですね」と貧打に悩むチーム状況をチラリ。オリックス再建へ、陰から動くつもりだ。

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2019年5月29日のニュース