オリ由伸 鷹キラーだ今季24回無失点で今季3勝「1イニング1イニング、全力で投げた結果」

[ 2019年5月29日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス3-1ソフトバンク ( 2019年5月28日    京セラD )

ヒーローインタビューで笑顔を見せる山本(撮影・後藤 正志)
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 あどけない顔とは裏腹に、とんでもない鷹キラーだ。「得意な意識はないんですけど」と否定するが、今季2試合で17回無失点だったソフトバンク戦で、またもオリックス・山本が好投した。2回1死二、三塁を乗り切ると、その後も走者を出しながら得点は許さず。7回2死二、三塁で代打川島を二ゴロに抑え、113球でお役御免となった。

 「これまでより苦しかったのはあります。対策を取ってきているのかなと感じました」

 2試合やられたソフトバンク打線の抵抗にあい、これまで1安打ずつしか打たれていなかったが、この日は6安打3四死球で塁上をにぎわせた。ただ、それでも踏ん張れた要因に、昨年の中継ぎの経験がある。「ピンチの場面で集中を高める」。いわゆるギアを上げて乗り切った。休養を挟み、中11日での登板にも「準備には気を引き締めた」。投球のズレを出さないようにキャッチボールから意識を高めた結果が生きた。

 この日は「KANSAI CLASSIC 2019」として、阪急の復刻ユニホームを着用し、本拠地初勝利をゲット。さらに7回無失点で防御率は1・380となり、千賀(1・384)を抜いてリーグトップに立った。球宴ファン投票の中間発表でも1、2位のライバル。「千賀さんは誰もが認める投手。自分もなりたい」と謙そんしたが、2人の争いはまだ続きそうだ。(鶴崎 唯史)

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2019年5月29日のニュース