広島バティスタ、来日初サヨナラ打!新井氏の助言で急成長

[ 2019年5月5日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3―2巨人 ( 2019年5月4日    マツダ )

10回2死二塁、左越えのサヨナラ打を放ったバティスタ(撮影・森沢裕)
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 広島のサビエル・バティスタ外野手(27)が4日の巨人戦で延長10回2死二塁から4年目で初のサヨナラ打を左越えへ放った。3連勝へ伸ばし、本拠地マツダスタジアムでは8連勝。借金1へ減らし、勝率5割復帰へ近づいた。初回には緒方孝市監督(50)がリクエストによるリプレー検証で下された決定に異議を唱えて退場処分。昨季導入されたリクエスト制度での監督の退場は初めてだった。

 打球が左翼後方で弾むと、ナインがバティスタのもとに駆け寄ってきた。殊勲者に真っ先に水を浴びせる普段の役割とは違う。今回は4年目にして初のサヨナラ打とあって歓喜の輪の中心で笑った。

 同点の延長10回だった。1死から野間が右前打で出塁すると、菊池涼の犠打で2死二塁となり、決着の一打を託された。「最初からは甘い球は来ないと集中していた」。カウント3―1からの真ん中付近のスライダーを捉えた強烈なライナー性の打球は左翼の頭上を越えていった。

 「本当に言葉がない。うれしいです」

 そして、歓喜に沸く一塁ベンチに姿のない緒方監督を思った。「勝たないといけない気持ちになった」。1打席目の直前にリクエストに対する異議申し立てで退場処分。指揮官の闘志に奮い立ち、再開直後は1ボールから今村の直球を右中間席へ運ぶ先制の6号を放った。最初と最後の得点をたたき出し、7試合連続打点。5試合連続での3番起用に堂々と応えた。

 お立ち台にはカープアカデミー時代から知るフェリシアーノ通訳と上がった。同通訳はカープアカデミーの投手コーチで、4月中旬から通訳として来日中。旧知のバティスタを「日本に来てからすごく賢くなった」と見つめている。

 意見を素直に聞き入れるバティスタの人柄があってこそだ。「バティはパワーがあるから、もっと力を抜いても飛ぶよ」。昨季引退した新井貴浩氏の助言を今も胸に刻んでいるという。力まずに右方向に放り込み、最近7試合で5発の量産だ。

 「練習から一生懸命やっていることが試合の中でできている。チームのいい雰囲気をサポートできてうれしい」。3連勝へ伸ばし、マツダスタジアムでは8連勝。本拠地での圧倒的な強さを取り戻し、コイの季節を迎えた。(河合 洋介)

 ≪7試合連続打点も≫バティスタ(広)が先制弾と来日初のサヨナラ安打で2打点を挙げ、4月28日のヤクルト戦から7試合連続打点。連続試合打点の球団記録は、51年武智修の9試合。また、チームは巨人との延長戦に17年○、18年○△○、19年○と3年間負けなしだ。

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