5万人以上が集まって…広島 公式戦チケットの購入に必要な抽選券めぐり大パニック 

[ 2019年2月26日 05:30 ]

 広島の公式戦チケットの購入に必要な抽選券が25日、本拠地マツダスタジアムで配布され、周辺は想定の倍となる5万人以上が集まり大混乱した。抽選は初めての試みで、路上には人があふれ、渋滞も発生。球団は並んだ全員に配布するとしていたが途中で打ち切った。集まったファンからは「話が違う」と怒りの声が相次いだ。

 球団は「午前11時までの来場者全員に抽選券を配布する」と案内していたが、午前11時の段階で行列は1キロ以上延び、JR広島駅の駅員や近隣店舗の従業員も整理に追われた。広島南署によると、午前10時ごろから「人があふれている」との通報が相次ぎ、署員19人が出動した。

 球団は球場敷地外にいる人には配布しないと決め、午前11時ごろに終了すると抗議が続出。約10メートル手前で打ち切られた広島県福山市の主婦深坂弘恵さん(58)は「全員にくれると言っていたから来た。新幹線代を返してほしい」と憤った。

 昨年は先着順で整理券を配布したが、発売直後に転売が横行したため今年は初めて抽選を導入した。球団関係者は「初めての試みで、大変申し訳ない」と理解を求めた。

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2019年2月26日のニュース