阪神ドラ3木浪「開幕1軍」誓った!家族のサポートに感謝「がむしゃらに努力する」

[ 2019年1月3日 05:30 ]

木浪は故郷の青森市内で素振りし自主トレを開始する(撮影・岩崎 哲也)
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 阪神のドラフト3位・木浪聖也内野手(24=Honda)は2日、地元・青森で自主トレーニングを公開。父、兄とともに汗を流すなど家族からの熱いサポートに応えるべく「開幕1軍」を新年の誓いとした。

 青森市内は積雪50センチを超え、最低気温はマイナス2度に迫った。吐く息は白く、簡単に寒さを想像できる中でも木浪のハートは最高に熱かった。プロとして挑む2019年。今まで自身を支え続けてくれた家族とともにスタートを切った。

 「父親や兄貴が手伝ってくれた。ありがたいなと思います」

 母校の青森山田高と同じ学校法人で、青森市内にある青森大の室内練習場で行われた自主トレ。父・弘二さん(51)にノックを打ってもらい、元高校球児で社会人クラブチーム「宮崎灼熱フェニックス」の運営を務める兄・拓馬さん(28)に返球を受けてもらった。

 父が草野球をやっていたこともあり、小学校入学前から大人に混じって練習するのが日課だった。ただ、高校からは親元を離れたため、帰省時にキャッチボールをする程度になっていた。約10年ぶりとなる家族そろっての本格練習とあって終始、笑顔が絶えず。弘二さんも「なかなか、こうやって帰ってきた時しかやってやれないので」とプロ野球選手となる息子へのノックにも、自然と愛情がこもった。

 サポートは練習だけではなかった。母・忍さん(51)が作るおせち料理で英気を養った。「正月料理というかおせちをだいぶ食べました」。特に、箸が進んだのが「大好物」と言うタラの子あえ。タラの子とにんじんなどをあえたもので木浪家では欠かせないメニューで、忍さんが「本当にたくさん食べていた」と驚くほどだった。プロは社会人以上に体が資本となるだけに新人合同自主トレに向けても母の手料理が、つかの間とはいえ、大きな力になるはずだ。

 「1年目なので、とにかく、がむしゃらに努力して1軍を目指していきたい」

 家族愛に応えるためには結果を残すのみ。新年を故郷で迎えた木浪は、気持ちも新たに「開幕1軍」を改めて誓った。 (長谷川 凡記)

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2019年1月3日のニュース