ソフト工藤監督、CS全勝宣言!ファイナルS開幕投手に東浜指名

[ 2017年10月12日 06:45 ]

ナインに話をする工藤監督
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 全勝突破だ――。ソフトバンクの工藤公康監督(54)は11日、ヤフオクドームでの全体練習で18日から始まるクライマックス・シリーズ(CS)ファイナルステージの全勝を宣言した。「開幕投手」には紅白戦を4回4安打1失点でまとめた東浜巨投手(27)を指名し、公表。史上5位のシーズン94勝を支えた投手陣を軸に日本シリーズ進出を目指す。 CS日程

 ヤフオクドームの外野に円陣ができた。その中心に立った背番号81は、ある瞬間から声を張り上げた。それはベンチ前まで聞こえるほどの号令だった。

 「一つも負けるつもりはない。(CSファイナルS)全部、勝って日本一になりましょう。みんなの力を出せば絶対に勝てる」

 決して大風呂敷ではない。15年10月のCSファイナルS開幕前日も「全部勝つ!」と発し、3連勝で突破した。監督就任後、ヤフオクドームで行われたポストシーズンは同年の日本シリーズの2勝、16年のCSファーストSの2戦2勝を合わせ、過去7戦全勝だ。

 まだ残り1週間あるが「開幕投手」を公表した。午後からの紅白戦では最多勝の東浜が4回4安打1失点。腰の張りの不安を払しょくした右腕を試合後、監督室に呼んで通達。「彼が頑張ったことで勝ったゲームもある。なかなか点が取れない中、相手エースとぶつかっても競り勝ってくれた」と病み上がりでも信頼は揺るがない。あえて公表することで、史上5位の94勝を支えた投手力を中心に短期決戦を戦い抜くと示唆した。

 右脇腹痛の柳田を欠くことが確実になったCSファイナルS。より厳しい戦いになり、のしかかるものはシーズン以上になる。それでも東浜は言う。「やらなきゃいけないと思うし、直接(工藤監督から)言われたのは素直にうれしい」。胸に響くものがあった。

 工藤ホークスは今季48勝19敗の勝率・716と無類の強さを誇る本拠地での連勝記録を伸ばし、日本一への切符をつかみにいく。(福浦 健太郎)

 ▼ソフトバンク長谷川宙(高卒1年目の育成左腕が1軍紅白戦で2回2安打1失点、最速145キロ)内川さんとの対戦(4回1死、右飛、写真)は言葉にできません。オーラがありすぎた。直球のキレは自信があるので、もっと磨いていきたい。

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