大谷12日に右足首手術 不安一掃し来春メジャー挑戦へ

[ 2017年10月12日 09:00 ]

手術に踏み切る日本ハムの大谷
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 日本ハムは大谷翔平投手(23)が、12日に都内の病院で内視鏡による「右足関節有痛性三角骨(足関節後方インピンジメント)」を除去する手術を受けると11日、発表した。練習再開までの期間などは手術後に発表する。

 開幕前にも検討していた手術をついに決断した。大谷は球団を通じて「万全の状態で新しいシーズンを迎えるため、公式戦終了直後のこの時期に手術を受けることにしました。自分なりのパフォーマンスを出せるように、手術後はリハビリと練習に努めます」とコメントした。今オフにメジャーに挑戦する意思を固めている二刀流。三角骨を除去する手術は実戦復帰まで3カ月を要すると言われ、来春のキャンプには十分に間に合う。数日間の入院を経て、千葉・鎌ケ谷の2軍施設でリハビリを開始する。右足首は昨年10月の日本シリーズの走塁で痛め、今年3月のWBCを辞退する要因となった。それでも手術は行わず保存療法を選択。現在は痛みも減ったが、不安を一掃するために手術に踏み切る。

 4月に左太腿裏を肉離れした影響もあり、今季は投打で不本意な成績に終わった。それでも4日のオリックス戦では「4番・投手」で今季初めて二刀流で出場。完封勝利を挙げ、改めて怪物ぶりを発揮した。ポスティングを申請すれば、メジャー全30球団の争奪戦も予想される日本球界の至宝。メジャー挑戦を前に、まずはコンディションを整える。

 ▽大谷の右足首痛 昨年10月26日の日本シリーズ第4戦で遊ゴロの際、一塁へ駆け込み右足でベースを踏んだ時にひねった。11月11日の侍ジャパン強化試合・メキシコ戦で一塁内野安打の際、再び一塁ベース上で右足首をひねる。オフに通院しながら回復を待ったが、足首の三角骨と骨棘(こっきょく)により、痛みを感じる状態が続いた。今年1月31日には右足首痛のため、投手としてのWBC出場を辞退することを表明し、2月2日には打者としても出場を断念した。

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2017年10月12日のニュース