センバツV腕東洋大・村上 1年生完封!中大・島袋以来6年ぶり

[ 2017年5月3日 05:30 ]

東都大学野球第5週最終日   東洋大6―0専大 ( 2017年5月2日    神宮 )

<東洋大・専大>5安打完封でリーグ戦初勝利を飾った東洋大・村上
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 2回戦2試合が行われ、東洋大は専大に6―0で連勝して勝ち点を2とした。昨春センバツで智弁学園のエースとして優勝に貢献した村上頌樹(しょうき)投手(1年)が5安打に抑えリーグ戦初勝利を完封で飾った。専大は最下位が確定。首位の国学院大は中大を2―1で下し、連勝で勝ち点を3に伸ばした。

 試合後のベンチ裏。高橋監督から握手を求められると、村上の笑顔がはじけた。「やっとチームに貢献する投球ができた。(完封は)自分だけの力じゃない。野手の方が点を取ってくれて楽に投げられた」。甲子園で2度の完封経験のある18歳右腕は、1年生らしく謙虚に先輩に感謝した。

 初先発した19日の亜大戦で自己最速を4キロ更新する148キロを計測。ただ、ことごとく痛打され「大学は甘くない」と見つめ直した。迎えたこの日。「7、8割の力で緩急を意識した」と最速は145キロだったが、チェンジアップやスライダーを織り交ぜ、三塁を踏ませない快投を見せた。

 1年生の完封勝利は、興南で10年に甲子園春夏連覇を達成した中大・島袋(現ソフトバンク)以来6年ぶり。センバツ優勝投手の看板は「捨てた」と話すが、優勝争いには村上の力が欠かせない。 (東尾 洋樹)

 ▼専大・斎藤正直監督(最下が確定)いい面が出し切れなかった…。(入れ替え戦に向けて)いろいろ(対策を)練って頑張ります。

 ◆村上 頌樹(むらかみ・しょうき)1998年(平10)6月25日、兵庫県南あわじ市生まれの18歳。小1から野球を始め、南淡中時代はヤングリーグのアイランドホークスでプレー。智弁学園では1年夏からベンチ入り。2年夏から背番号1を背負い、甲子園は1年夏、3年春夏に出場。好きな言葉は「信頼」。1メートル74、75キロ。右投げ左打ち。

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2017年5月3日のニュース