侍J小久保監督 しびれた「このインタビューじゃ語りきれません」5時間近い死闘制す

[ 2017年3月13日 00:17 ]

WBC2次ラウンドE組   日本8―6オランダ ( 2017年3月12日    東京ドーム )

<オランダ・日本>オランダに勝利しタッチで迎えられ笑顔を見せる中田(右列後ろから3人目)ら
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 時計は日付が変わる直前の午後11時57分だった。5時間近い死闘。大会史上初のタイブレークを制し、2次ラウンドの初戦を白星で飾った侍ジャパンの小久保裕紀監督(45)は疲れ切った表情で勝利の余韻に浸った。

 「もう日付が変わりそう。こんなに遅くまでご声援ありがとうございました」とまずは球場に駆け付けたファンに感謝。続けて、試合の感想を求められると「このインタビューじゃ語りきれません。死闘です」と言い切った。

 3回に中田の3戦連発となる3ランなどで4点をリード。しかし先発のその裏に石川が同点とされた。5回に9番・小林の適時打で勝ち越した1点も、9回2死から8番手・則本が同点打を浴び、大会史上初のタイブレークになだれこんだ。そして最後は無死一、二塁から始まるタイブレークの延長11回、先頭の中田の左前2点打で勝ち越した。「もう執念です。オランダは本当に物凄い打線。勝ちたいという執念。ベンチ一丸となって勝利です。中田はホームランに最後のタイムリー。打つべき人が打ってつないだ」。次は1日挟んで14日のイスラエル戦。「まだ次のことは考えられない。あしたゆっくり休んで頑張りたい」とようやく重圧から解放され、足取り軽く引き揚げた。

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