金本監督「必殺けん制」指令 投手陣集め熱弁「本気で取り組め」

[ 2016年10月26日 06:53 ]

投手陣と話す金本監督(中央)
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 金本監督から「必殺けん制」習得指令が飛び出した。秋季練習の投内連係練習中に、普段は「専門外だから」と指導することのない投手陣を集めて強い口調で指示。形だけのけん制ではなく、本気で走者を刺すつもりで取り組めと熱弁した。

 「テーマだから、このキャンプの。投手のけん制、クイック、投内連係。練習でもとにかく自分のスーパークイックというか、絶対に走られないクイックを常にやっていこうというね。ああいう場からまずやっていく。それで、そういうけん制を1人1つ持つ」

 シーズンの蓄積疲労もあるため、多く投げ込むことはできなくても、けん制やクイックならこの時期にいくらでも練習できる。今季、投手陣が簡単に盗塁を許したり、フィールディングミスなども目立っただけに、指揮官自らが気合いを入れ直させた。担当の金村投手コーチも「監督からもクイックやけん制の球が弱いという指摘があった。殺すけん制というか、そういうのをやっていかないと」と襟を正した。

 一部のフェニックス・リーグ組が合流したこの日は、投手14人、野手16人の計30人が甲子園で練習。これが29日からの安芸・秋季キャンプの参加メンバーとなり、いよいよ「地獄の秋」が本格化する。(山添 晴治)

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2016年10月26日のニュース