中日ドラ2京田 日大25季ぶりV貢献「ドラフトよりうれしい」

[ 2016年10月26日 05:30 ]

東都大学野球最終週第1日 ( 2016年10月25日    神宮 )

<東洋大・日大>小保根主将を胴上げする京田(左手前10番)ら日大ナイン
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 日大が東洋大を下して04年春以来、25季ぶり23度目の優勝を決めた。2―3の9回に上川畑大悟内野手(2年)、長沢吉貴外野手(2年)の連続適時打で逆転サヨナラ勝ち。中日からドラフト2位指名された京田陽太内野手(4年)は定評のある遊撃守備で貢献した。日大は11月11日開幕の明治神宮大会に出場する。また、国学院大は亜大を4―2で下した。

 長沢の打球がワンバウンドして二塁手の上を越え、右翼へ転がる。ホーム付近で歓喜の輪が広がった。ネクストバッターズサークルにいた京田は小保根主将と抱き合ってむせび泣いた。逆転サヨナラ、劇的に決めた優勝。「今までのいろんな思いが込み上げた。自分のドラフトよりもうれしかった」と感極まった。

 12年半をかけて東都の頂点に返り咲いた。前回優勝の後は3度の2部転落を経験した。1部復帰を果たした昨秋は2位。京田ら実力派がそろい、この春は優勝候補にも挙がったが、結果は2部降格寸前の4位だった。

 夏は猛暑の中でゴロ捕りなど地道なメニューを徹底的にこなした。名手の京田も例外ではない。「同じ過ちは繰り返したくない」と、滝のような汗を流しながら基礎練習を繰り返した。仲村恒一監督の配慮で春まで務めた主将の座を、学生コーチの小保根に譲ってプレーに専念。この大一番でも努力の成果を見せた。

 3回2死一塁。笹川の左越え二塁打で成田からの返球を京田が中継。確実な送球で本塁を狙う走者を刺した。4回にも三遊間を襲う打球を深く回り込んで処理。「守備からリズムをつくっていけば、終盤に必ずチャンスが来る。当たり前のことをしっかり当たり前にやったから終盤まで粘れた」。観戦した中日の中田宗男スカウト部長は「判断がしっかりしている。今のウチに一番合っている選手」とうなずいた。

 今季4度の延長戦で一度も負けなかった粘り強さを手に、明治神宮大会へ向かう。「次の目標は日本一。同じ神宮で監督さんを胴上げしたい」。京田の言葉に力がみなぎった。 (松井 いつき)

 ▼日大・長沢(9回1死二、三塁で右前サヨナラ打)監督に“最後はおまえに任せた”と言われて、なんとかここで決めようと思った。

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