これぞエース!和田8回4安打零封、パ単独トップ13勝目「疲れました」

[ 2016年8月19日 21:25 ]

<日・ソ>力投するソフトバンク先発の和田
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パ・リーグ ソフトバンク3―0日本ハム

(8月19日 札幌D)
 ソフトバンクの和田が日本ハム打線を散発4安打に抑え、8回零封。チームの連敗を3で止め、首位陥落の危機から救う立役者となった。

 負ければ4月18日以来123日ぶりに首位から陥落するという大事な首位攻防3連戦の初戦。初回に今宮の先制ソロ本塁打でいきなり援護点をもらった和田は、序盤から圧巻の投球を見せた。初回に1番・西川、2番・杉谷を連続で見逃し三振に取ると、6回まで単打3本で二塁すら踏ませず。結局、8回で116球を投げ、無四球で散発4安打無失点。9三振を奪う力投だった。

 「いや、もう本当に…疲れました」と第一声を漏らしたエースは、負ければ首位陥落の可能性があった1戦を「そういう試合ですけど、自分たちがここまでやって来た道のりがあるからこそ今ここで首位攻防戦という形になっているので、僕は自信を持って、きょう絶対勝てると信じてマウンドに上がりました」とキッパリ。「健太(今宮)が素晴らしい本塁打を打ってくれて、その後には吉村も打ってくれて。本当にいい気持ちで投げることができました」と野手に感謝した。

 これでリーグ単独トップとなる13勝目。最多勝へさらに1歩近づいたが、「それはすべてが終わってからでいい。今は1戦1戦本当に大事な試合があるので、チーム一丸となって戦っていきたいと思います」と語気を強めた。

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2016年8月19日のニュース